今回はSSP「Ad Generation(アドジェネ)」を運営する、Supershipさんにお話を伺いました。Facebookのアドネットワークをつかった、アプリの広告収益データなど。
※本記事はSupership株式会社より、依頼を受けて執筆したPR記事です。
※Supership株式会社(左から)青山佳那子さん、柴田秀和さん、池田寛さん、文屋賢大さん
(Supershipは「スケールアウト・nanapi・ビットセラー」が合併したKDDIグループの会社)
アドジェネについて
「アドジェネ」について教えてください。
池田:
アプリの広告収益を、最大化するSSPサービスです。1つのタグを入れるだけで、30社以上のアドネットワーク/DSPから、最適な広告を配信することが出来ます。
いま導入企業数でいうと2,000社くらいですね。アプリストアのトップ100を眺めていても、広告モデルのアプリの半分くらいは、「アドジェネ」を導入いただいています。
SSPってたくさんあると思うのですが、「アドジェネの特徴」は何でしょうか?
池田:
アプリデベロッパーさんから、とくに好評なのは「自由につかえる」という点です。基本的に「縛り」を入れてないので、アドネットワークとの直契約も自由にできます。
なので、特別単価を出してくれているアドネットワークとは、直の契約にしてしまって、残りは「アドジェネ」をつかって収益化する、という使い方をしている会社さんが多くて。
そうすれば、自社で高性能なメディエーションツールをつくる必要もないんです。直契約しているアドネットワークについては、もちろんアドジェネの手数料も発生しませんし。
Facebookのアドネットワーク(Audience Network)をつかったマネタイズ
気になる「アドジェネのマネタイズ面」について教えていただけますか。
池田:
最近の熱いトピックスとしては、Facebookと提携して、Facebookのアドネットワーク(Audience Network)が、アドジェネ経由で流せるようになったことです。
これのすごいところは、Facebookのユーザーデータをつかって、その人にとって最適な広告を流すことが出来る点です。それをアプリの「広告マネタイズ」に使うことが出来る。
そして、このAudience Networkの収益性が「ウソでしょ?」と言うくらい良い数値がでていまして。データ(CPM)でいうと、アドネットワークの5~10倍以上でることもあります。
「アドジェネ」との提携は、昨年スタートしたばかりですが、ジモティー、グノシー、Zaimさんなどで、「アドジェネ+Audience Network」の組み合わせを導入いただいています。
Facebookのアドネットワークの「収益性が高い理由」って何なのでしょうか?
池田:
Facebookって、一言でいうと「ユーザーが欲しい広告が何か?」をわかっているんですよね。なぜなら、Facebookはユーザーのデータを持っているから。
例えば、リアルな話で申し訳ないんですけど、僕はFacebookで「まだ間に合う薄毛対策」みたいなページに対して、すごい「いいね」しているんです。
だから、僕のFacebookのタイムラインって、「薄毛系の広告」が死ぬほど出てくる。つまり、Facebookに「薄毛対策に興味がある」ってことがバレているわけです。笑
当然、気になるから広告もクリックします。そういう「ユーザーの需要」と「広告の供給」がうまくマッチする仕組みになっていて。だからこそ収益性も高く出ている。
青山:
私も「あ、ターゲティングされてるな」と感じること多いですね。「大学名」で人材系の広告が出てきたり、「未婚/既婚」を見て出会い系の広告が出てきたりとか。
Audience Networkの収益性について、具体的な「データ」で公開できるものはありますか?
池田:
こちらは、アドジェネでAudience Networkを配信している枠の、7月の売上比率のデータです。
全体の表示比率(imp)でみると、Audience Networkは、たった12%の表示比率しかないのですが、収益で見ると50%を占めているんです。
つまり、一言でいうと「Audience Networkの収益性(CPM)がダントツに良い」ということなんですね。
※アドジェネで「Audience Network」を配信している広告枠の売上データ。配信比率(imp)は12%しかないが、売上で見ると50%を占めている。
Audience Networkの「広告枠(サイズ・形式など)」には、どんなものがあるんですか?
柴田:
広告枠は「ネイティブ広告」が主流なので、パーツを組み合わせて好きなデザインをつくれます。その枠にたいして広告を流していきます。
ネイティブ広告って聞くと、「なんだか難しそうだな」とか「入れるスペースない」と思っちゃいますけど、なんでも好きにやって良いんです。
なので、普通に「レクタングル」や「インタースティシャル」など、従来サイズのバナー広告の代わりとしても使えます。もちろん、ゲームアプリでも問題ないです。
なるほど。
池田:
事例でいうと「ジョルダン乗換案内」さんは、アドジェネのネイティブフォーマット枠を入れたことで、月の広告収益が1.36倍に上がったそうです。
これは新しく広告枠を入れて、アプリの収益性をアップさせたケースですが、デザインに合わせて、広告枠が設置しやすいのも、ネイティブの良いところですね。
「こんなアプリジャンルと相性が良い」というのはあるのでしょうか。
文屋:
特定ジャンルというよりは、「Facebookをつかっているユーザーが多いアプリ」との親和性が高いと思います。
なぜなら、Audience Networkは基本的に「Facebookに登録しているユーザー」を対象に広告を流すためです。
なので例えば、ソーシャルログイン機能がついているアプリ、社会人がつかうようなアプリとかは、相性が良いはずです。
ちなみに、Facebookユーザーは国内で約2,600万人ですが、「Audience Network」で配信できる対象は、今後も拡張されていく見込みです。
というのも、現在「非Facebookユーザー」に対しても、最適な広告を表示させる、拡張ターゲティング機能を強化しているためです。
「Audience Network 」をつかう方法をまとめると?
池田:
ひとつはFacebookと直接契約をして配信する、そしてもうひとつはアドジェネ経由で配信する、です。
とにかく、この「Audience Network」が優秀なので、ぜひ試してみてほしいと考えています。それだけでアプリの収益性が、大きく改善される可能性があるので。
最後にメッセージなどあればお願いします。
池田:
Audience Networkやアドジェネについて、もっと詳しく知りたい、話を聞いて検討してみたい、広告枠の相談をしたいなどあれば、ぜひ一度お問い合わせいただけたらと思います。
「とりあえず資料を見たい」という方には、アプリ/スマホサイトの広告収益を上げるポイントや、Audience Networkの事例を載せた「アドジェネ虎の巻」もお配りしています。
Ad Generation(アドジェネ)
http://www.scaleout.jp/ad-generation/
※お問い合わせはページ最下部の「お問い合わせはこちらへ」から。
取材協力:Supership株式会社
広告企画:アプリマーケティング研究所
編集後記
ちなみに、「Supership」の社名の由来を聞いてみたのですが、「Ship(シップ)」というのは、「船」よりも「精神」の意味合いが強いのだとか。(スポーツマンシップみたいな)
「Supership」=「すごいことやろうぜ・すごくなろうぜ」といった意味らしいです。