写真をアップすると一瞬で「着せ替え」できる。バーチャル試着室アプリ「Pictofit」が考える、バナー広告が通用しない時代のマネタイズ方法。

2016年09月12日 |
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海外のバーチャル試着アプリ「Pictofit」のショートインタビューです。

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※「REACTIVE REALITY」現在11人のメンバーが働いている。今回インタビューに回答してくれたのは、ステファン・アデルマンさん(写真中央)

「REACTIVE REALITY」について、簡単に教えていただけますか?

2014年に設立したオーストリアの会社です。僕たちのやりたいことは、実際に「AR」を人々にまで届けていくことなんです。研究所の中だけではなくてね。

具体的には、ユーザーがスマホ(モバイル端末)をつかって、それぞれ固有の「AR」を、創り出せるようにしていきたいんですよ。

ちなみに、創業者のステファン・ハウズワイズナーは、「モバイルAR」を専門にしていて、グラーツ工科大学での博士号も取得しています。

「Pictofit」はユニークなアプリですよね。このアプリについて説明いただけますか?

「Pictofit」はバーチャル試着アプリです。僕らが初めてつくったアプリで、2015年の後半にリリースしました。開発期間は1年半ほどです。

うちの代表の頭の中には、このアプリの構想が在学中からあったみたいで、大学を出るとすぐに開発に取り掛かっていました。

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※写真をアップすると「着せ替え」ができるアプリ。

いまダウンロード数はどのくらいありますか。

これまでに、世界で12万ダウンロードされています。ユーザーが多いのは、イタリア・オーストリア・バルカンの諸国、アメリカですね。

僕たちはヨーロッパの会社なので、やっぱりヨーロッパの市場に、アクセスしやすいんです。コラボレーション先も開拓しやすいですし。

アメリカのユーザーが多いのは、投資家がアメリカにいて、ビジネス展開しやすいからという感じです。

「Pictofit」を開発しているときに、大変だったことを教えてもらえますか?

写真(画像)に映っている人間の、「体型やポーズ」を検出するシステムを、開発しなくてはならなかったこと。これがなかなか大変でした。

あとは「使いやすいアプリにすること」にも時間をかけました。本当に直感的なUIで、簡単に服が着られるようになっているのかどうか。

アプリ内での「ユーザー行動」を正しく理解するために、ユーザーに集まってもらって、アプリを試してもらうワークショップも、何回も開催しましたね。

見た感じだと「Pictofit」は、まだマネタイズはしていないようですけど、どういうビジネスモデルを考えているのでしょうか?

そうですね。マネタイズについては、ちょうどスタートしたところなんですけど、2つ考えていることがあります。

ひとつめは「アフィリエイト」です。ユーザーが「Pictofit」を経由してモノを買ったら、その一部をフィーとしてもらうモデルです。

なるほど。

もうひとつは「没入型広告」という、コンセプトの広告を考えています。

これは企業側から「広告商品」を提供してもらって、それにユーザーが着替えられるような、相互的につながっていくイメージの広告です。

これなら、ユーザーは「企業側がつくったコーディネート」を、ワンタップで着替えられるし、広告を見てもらうより、直感的だと思うんです。

この「没入型広告」は、バナー広告の代わりでもありますね。バナー広告ってうっとうしいし、もう見てもらえないじゃないですか。

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日本のツイッターで「Pictofit」が話題になったのが、今回のインタビューのキッカケでしたけど、日本でのダウンロード数は増えましたか?

そうですね、間違いなく増えました。今回ツイッターで話題になったことで、日本でのダウンロード数が、1日で5,000ダウンロード以上は増えましたから。

おかげさまで、「Pictofit」のユーザーが多い国トップ10に、日本がランクインするまでになりました。


※1.2万リツイートくらい拡散されたツイート。

日本のユーザーは、「Pictofit」で好きなキャラを「着せ替え」するのが、気に入ったようなんです。こういう”想定外のつかい方”を見てどう感じますか。笑

いやあ、まさかそんなつかい方があるなんて。想像したことなかったよ。笑

実際、それをツイッター上で見たときは「な、なんてクリエイティブなんだ!」って興奮しました。すごくイケてるつかい方だと思いますよ。

今回、日本で話題になっているのを見て、日本のユーザーはすごくクリエイティブで、イノベーションやテクノロジーに対して、すごくオープンなんだなあと感じました。

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取材協力:REACTIVE REALITY

Pictofit(iOS/Android
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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。有料マガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。【配信提携】LINEニュース【過去連載】週アスPLUS、マックピープル。アプリの取材申請はコチラのページから。
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