クリエイティブの最適化は「刺さるコピー」の発掘からはじめる。キーワードを効果的に設定するコツ。アプリストアで集客力を高める「ASO対策」10の改善ポイント。

2023年09月11日 |
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※本記事は以下URLにて公開した記事を転載したものです(公開日:2023年8月29日)数値などは取材当時のものです。
https://markelabo.com/n/n112dcd65bdbf

ASO対策(アプリストア最適化)のプロに「効果のある施策」を聞きました。

※ 本記事はRepro株式会社より、依頼を受けて執筆したPR記事です。

Repro株式会社 渡部 一輝さん

ASO TIPS①:「クリエイティブの最適化」から進めると成果を得やすい

ASOは大きく2つに分けると、検索流入を増やす「キーワードの最適化」と、ダウンロード率を伸ばす「クリエイティブの最適化」に分かれます。

もし限られた時間で成果を出すのなら、ストアページのスクリーンショットといった「クリエイティブの最適化」を優先して対策するのがおすすめです。

なぜなら、キーワードの最適化は「検索流入のみ」に効く施策ですが、クリエイティブの最適化って「流入全体に効くもの」だからです。

広告を出稿したときにも、最終的に行き着くのはストアページになるので、最適化によって「年間で数千万円分」の改善効果がでることもあります。

ASO TIPS②:クリエイティブの最適化は「コピーからはじめる」

クリエイティブの最適化をするときに、最も優先して取り組むべきポイントは、スクリーンショットの中の「コピー」だと考えています。

クリエイティブの最適化において、最も大きく影響を与えるのは「ストアのスクリーンショット」なのですが、その中で「検証しやすくて、影響力がとても高い」という要素がこのコピーなんですよ。

つまり、スクリーンショットの中で「訴求軸」をどのように文字で表現すべきなのか、ここを検証すると成果が得られやすいんですね。

では「訴求軸」をどう見つけるのか。おすすめの手法としては、そのアプリで既に「顕在化したニーズから逆算する」という方法です。

ひとつ挙げるとすれば、ストアの管理画面から「検索流入をたくさん獲得しているキーワード」を調べて、それをスクリーンショットのコピーに応用します。

例えば、あるアプリでは「ブランド名の検索流入」が非常に多かったため、スクリーンショットで「ブランド名」を訴求するとダウンロード数が伸びました。

ほかには、アプリの中の「利用率の高い機能」だったり、ストアの「ユーザーレビュー」から訴求軸を考える、といった方法もあります。

もう既に「訴求Aを評価する人」が多いのであれば、その訴求Aをコピーとして活用すれば、より集客力を高められるよねという理屈です。

このように、既に顕在化したニーズから捉えていくというのが、最も再現性があって簡単にできる方法かなと思います。

まずは「コピー」を優先すると良いですが、以下のような要素を見直すことでも、スクリーンショットのパフォーマンスを高めることができます。

ASO TIPS③:基本は「縦型のスクリーンショット」がおすすめ

スクリーンショットを「縦型にするか、横型にするか」については、基本的には「縦型のスクリーンショット」を選ぶことをおすすめしています。

とくにiOSはそうです。App Storeの検索画面のスクリーンショットを分析すると、主要端末では横型より縦型のほうが、占有面積は1.5倍ほど大きくなります。

ジャンルで分けるなら、機能重視系のアプリは「縦型」に、ワンメッセージ系やビジュアル重視系は「横型」にすると良い傾向にあります。

iOSもAndroidも、ストアに「ABテスト機能」がついていますが、両OSでの検証まで手が回らない場合は、ユーザーの多いほうのストアで検証します。

以前はiOSのABテスト機能は、アプリ本体のアップデートがあると、テストが止まる仕様でしたが、今では解消されて検証しやすくなっています。

ASO TIPS④:スクリーンショットに「イラスト」を入れると親しみやすさが高まる

フィンテックの一部など「ちょっと難しそうだな」と思われがちなジャンルでは、イラストを入れて「手軽さ」を表現してみるのもおすすめです。

あるファイナンス系アプリでは、テキスト中心だったスクリーンショットに、イラストを追加して「手軽な雰囲気」を伝えるようにすると、インストール数が10%ほど改善しました。

イラストを入れるだけでも、親しみやすさが加算されて「難しそうだ」という印象を緩和できるんですね。

テキストが多くなってしまうと、カッチリして「難しそうだな」という印象になりやすいので、テキスト量を減らしてみるのも一手です。

ASO TIPS⑤:ECアプリなどは「機能よりも商品」を訴求すると反応率が良いことも

アプリのジャンルによっては、機能がどうこうよりも「どんな商品が売っているのか」を訴求すると、成果が上がるケースがあります。

あるファッションECアプリでは、スクリーンショットで「画面や機能」を訴求するよりも、「洋服」を訴求したほうがダウンロード数が11%向上しました。

結局は「どんな服が売られているか」にみんな関心があったのかなと。とくに女性ユーザーの多いアプリは、スクリーンショットの雰囲気が「素敵そうかどうか」(デザインや見た目の楽しさ)が影響するケースがあります。

また、このアプリでは「商品の画像」を載せるよりも、季節に合わせた「モデルさんの着用画像」を載せたほうが、さらにダウンロード数が11%伸びました。

着用画像のほうが「どんな服を扱っているか」「どんな雰囲気か」などが、より自然に伝わったためだと考えています。

ASO TIPS⑥:店頭系のアプリは「ロゴや特典」を訴求すると良い

店頭でつかわれたり、インストールされるアプリは、スクリーンショットでロゴを大きく見せると、すぐにつかいたい人が見つけやすくなって、指標が改善される傾向にあります。

例えば、あるブランドアプリでは、スクリーンショットでブランドのロゴを大きく訴求すると、ダウンロード数が16%も改善されました。

「登録するとポイントがもらえる」という特典もつけていたので、お客さんが店頭で検索したときに見つけやすくなったのだと思います。

またこのアプリでは、スクリーンショットで「ポイントをプレゼント」とインセンティブを訴求すると、さらにダウンロード数が14%改善されました。

ポイントやクーポンといった、店頭ですぐにユーザーがつかいたい特典がある場合は、それを訴求することでユーザーの行動を後押しできます。

ASO TIPS⑦:ストア検索は「10位以内を目指す」

アプリストアの検索は、原則は「10位以内」に入るのが鉄則です。ストア検索では検索結果のファーストビューに入るアプリの数が少ないからです。

ある調査では、App Storeの検索結果のタップ率は、1位が19%、2位が5%、3位が1.5%となっています。上位じゃないと基本タップされません。

ポイントとしては、ただ大きなキーワードで上位になればいい訳ではなく、「関連度の高いキーワード」での底上げが大事になってきます。

ASO TIPS⑧:キーワード最適化のポイント

iOSでのキーワード最適化で最重要なのは「タイトル」と「サブタイトル」です。また「App Store Connect キーワード」も検索順位に影響します。

iOSについては、説明文は検索の対象には入らず、説明文を詳しく読む人も「1桁%」とも言われているため、そこまで優先度は高くありません。

Androidでは「タイトル」と「簡単な説明文」の重要度が高くなっています。ユーザーの目に入るところ(レビューなど)は検索順位に基本影響します。

Androidでは、外部リンクも関連があると考えられているため、自社サイトやプレスリリース等からストアリンクを貼っておくのも良いと思います。

Androidは「詳細な説明文」が検索対象になっていて、そこに4,000文字まで入れることができます。

例えば、漫画アプリなら「注目されている作品」を取り扱っている場合は、詳細な説明文に作品名を追加すると集客力が高まります。

ある漫画アプリでは、詳細な説明文に「放送中のアニメ作品」の名前を追加したところ、検索流入が伸びてダウンロード数が上がりました。

動画配信アプリなら「ドラマ名」を入れる、音楽アプリなら「アーティスト名」を入れる、ゲームなら意外と「声優さんの名前」で検索されることも多いので、出演されている声優名を入れるのもおすすめです。

ASO TIPS⑨:キーワードの改善サイクル

対策するキーワードとしては「検索ボリューム」と「アプリとの関連度」を掛け合わせて、その両方が高いキーワードを優先するのがおすすめです。

そして、そのキーワードを、先ほどのインデックス強度(ストアの影響度)が高いところに入れて、検索順位が動くかを検証します。

キーワード施策の検証期間としては、2~3週間ほどをおすすめしています。変更直後は乱高下しやすいので、それくらい待ったほうが正確です。

ストアの検索ボリュームを調べる方法は、App Storeの検索広告(Search Ads)の「人気度」を見るくらいしか、基本的には方法がありません。

判断材料としては、Googleトレンドで調べると、Webでどれぐらい検索されているのかはわかるので、そこも多少は参考になります。

なお、Reproが提供している「ASO Insight」の『キーワードレコメンド機能』(特許登録済)には、検索ボリュームを数値化したり、対策優先度の高いキーワードと設定位置を自動提案する機能があります。

ASOにおける「キーワード最適化」については、「現状分析」「優先順位付け」「キーワード選定」「効果計測」 の順で進めていきます。

ASO TIPS⑩:ストアレビューを改善する

レビューはダウンロード率にも影響します。マイナスの影響が出ないようにするためにも、基本は「★4.0以上」を目指すべきです。

打ち手としては「レビューに返信すること」をおすすめします。次にページに訪れた人もそれを見てダウンロードするかを考えるからです。

レビューに返信すると、低評価レビューへの印象を緩和できたり、問題が解決されれば「評価を★5にしますね」と評価を上げてもらえたりします。

優先度としては、ストアページの最初に表示される「ファーストビューレビュー」の影響度が大きいので、まずはそこに返信するべきです。

その次に、優先度をつけるとしたら「低い評価のレビュー」と「最新のレビュー」に返答していくと良いと思います。

問題が生じている場合は、レビューで長々と説明するよりは、「詳細を伺って解決いたします」と問い合わせの窓口を案内するほうが適切です。

ASO対策の改善ポイントがわかる「無料アプリストア診断」

ReproではASO対策のノウハウを詰め込んだ「無料アプリストア診断」も実施中。

ASO対策の「出来ているところ・出来ていないところ」を客観的な視点からスコア化し、改善余地を無料で診断します。

ASO対策は、広告のプロモーションで「費用対効果が上がらない」と悩んでいる会社さんにも有効な施策としておすすめです。

本記事だけの特典として、無料アプリストア診断のお申し込みで、以下の特典をプレゼント中です。

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>> 【無料アプリストア診断】はこちらより。
https://repro.io/lp/appmarketinglabo_aso_diagnose/

「無料アプリストア診断」及び特典のご提供は、予告無しで終了する場合がございます。

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Reproでは、ASO対策インハウス化支援ツール「ASO Insight」と、プロフェッショナルによるASO対策の「エキスパート支援」をご提供しています。

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アプリストア最適化サービス(ASO):https://repro.io/bpo/aso/
ASO Insight:https://repro.io/products/aso/
お問い合わせ:https://repro.io/contact/
Repro株式会社:https://repro.io/

取材協力:Repro株式会社
広告企画:アプリマーケティング研究所

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
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