8/8の17:00頃「緊急地震速報」が発令されました。
スマホや携帯でサイレンが鳴った方も多いと思います。
結局、この緊急地震速報は誤報で、
実際は震度1程度だったという結末でした。
参考:気象庁、緊急地震速報「誤報」と認め謝罪 ノイズで予測過大に
地震が起きると、
「地震」というキーワードでのソーシャルでの言及が急増しますし、
検索エンジンでの検索回数も大きく跳ね上がります。
ちなみに昨日の地震の時の、
yahooリアルタイム検索(twitterとFacebookの言及数)が以下です。
8/8は瞬間的に実に26万回以上の「地震」を含むつぶやきや投稿がありました。
AppStoreで地震関連アプリがランクイン
今回興味深いと感じた点は、
AppStoreで地震・防災関連のアプリのランキングが伸びていたことです。
無料トップ20位に、2つの地震関連アプリがランクインしていました。
ユーザーの心理と行動は恐らくこうです。
「緊急地震速報」後のAppStoreのランキング
AppStore「無料トップ」の検索結果
8/8の22:00頃の、
AppStore「無料トップ」の検索結果です。
200位以内に3つのアプリが入っていました。
15位:防災速報
19位:ゆれくるコール
161位:地震緊急速報
※ちなみに18:00頃(地震速報から1時間後)には、
地震アプリがランクインしていました。
それだけ急にDL数がはね上がったのでしょう。
キーワード「地震」の検索結果
1位:防災速報(トップ無料15位にランクイン)
2位:ゆれくるコール(トップ無料19位にランクイン)
3位:地震災害ナビ(全然ランクインしていない)
ポイント:AppStore検索「地震」で1位表示のアプリが一番ランキングを伸ばした(≒DL数が伸びた)
キーワード「地震速報」の検索結果
1位:防災速報(トップ無料15位にランクイン)
2位:地震緊急速報(トップ無料161位にランクイン)
3位:ゆれくるコール(トップ無料19位にランクイン)
ポイント:AppStore検索「地震速報」で2位のアプリもランキングを伸ばした。
※「地震速報」は「地震」と検索したときにサジェストで2番目に表示されるワード。
サジェストキーワードで上位をとっておくのは意外に大事
着目すべきポイントは、
一番検索されたであろうキーワード「地震」で3位のアプリ、
地震災害ナビがトップ無料に入っていなくて、
キーワード「地震速報」で2位のアプリ地震緊急速報は161位にランクインしてること。
つまり、「地震」で3位に表示されるよりも、
「地震」と入力したときにサジェストで2番目に表示される「地震速報」で2位のアプリのほうが、
DL数が稼げたという仮説が濃厚です。
地震と入力したときのサジェスト
※また、キーワード「じしん」でトップ3に表示されるアプリは、
全然ランクインしていませんでした。
つまり、「地震」と漢字で検索した人が圧倒的に多かった。
このことから、
AppStoreのASOにおいては、
・検索結果1位と2位のクリック率が高い
・検索結果2位と3位の壁はかなり厚い
・ビッグキーワードで下位表示されるよりも、サジェストワード/スモールワードで1位・2位に入ったほうが良い。
ということが言えるのではないかと思います、
(もちろん欲しているアプリがなければ、
下位の検索結果まで見ると思うので一概にはいえない)
ちなみに、web検索の結果でも、
1位と2位では全然クリック率が変わることもありますし、
1位と10位を比較すると、10倍〜20倍クリック率に差が出ることもあります。
AppStoreの検索結果に関しても、
1位2位とそれ以降で、DL数に大きく差が出てもおかしいことではありませんね。
ランキングをウォッチしていくと、
AppStoreやGooglePlayのASO対策は、もうちょっと紐解けると感じています。
今後も何か特筆事項などがあれば、
紹介していきたいと思います。
自分のアプリに関連するキーワードを入力したときのサジェストキーワードをウォッチして、itunesキーワードに設定すると良いのではないかな。
↓
地震に対して改めて準備しておかないと思った。もしくは近くにいた友達のスマホには「緊急地震速報」が入ったのに、
自分のスマホには何もこなかった。
これはマズイ・不安だとおもってアプリを探した。
↓
アプリをAppStoreで検索した。