ドラクエ1〜8がスマホアプリで帰ってくるそうです。
リリースは今冬。OSはiPhoneとAndroidで価格や詳細はまだ不明。
「もしドラクエが無料DLのアプリ内課金モデルになったら…」をテーマに、
こんな課金方法だったら自分カモにされちゃう…10,000円くらい課金しちゃう!
という課金ポイントをつらつらと書いてみました。
(半分フィクションみたいなものなので、ゆるく読んでください)
記事の最後では、
「ドラクエが課金モデルになるのではないか?」と、
筆者が推測したまじめな根拠もまとめています。
ドラクエが課金モデルになったら自分がまんまと課金してしまうポイント6つ
1、新要素(マップ・職業・キャラクター)
ドラクエシリーズは何度も移植・リメイクされています。
スーパーファミコン版やってDS版もやっている既存ファンに、
アプリ版でもまた遊んでもらうには、
やはり新要素を追加するというのが手っ取り早いと思います。
ファンであれば気になってしまいますし、
見てみたいと思うのではないでしょうか。
・新職業の追加
・全クリ後の激ムズダンジョン追加
・新しい仲間モンスター(の出現するダンジョン)追加
など、課金ポイントにはしないかもですが、
新要素を出してくるというのは可能性があると思います。
2、全滅したときの復活課金
ドラクエで、もっとも憂鬱になる瞬間のひとつが、
「セーブがめんどくさくて、3時間ノンストップで進めていたら全滅する」です。
(画像:ドラクエ2Web上リプレイより)
これは経験のある方も多いのではないでしょうか。
精神的ダメージはかなり大きいです。
未セーブ時に全滅した瞬間の、全身からこみ上げてくるマイナスのエネルギーと、
「なぜあの時、教会に立ち寄らなかったのか…」という後悔の念は半端ではありません。
ドラクエの場合は全滅すると教会に強制的に飛ばされて、
ゴールドが半額になって、仲間がみんな棺桶に入った状態から、
リスタートする仕様だったと思いますが、
「教会に戻ってダンジョンを最初からやり直すこと」
と
「85円課金で復活してゲームを進めること」
を天秤にかけさせたら、
85円の課金を選択する人も多いのではないかと思います。
あと、この課金復活システムは、
下手したらドラクエ廃人のハートに火をつける可能性があります。
なぜなら、この全滅時の復活課金システムを駆使すれば、
最弱装備やパーティーでラスボスを倒すことも出来てしまいます。
そんなやり込みプレイを誰かやってそうです。
30〜40代の元ドラクエ廃人たちを、再び現代に甦らすことが出来れば、
ビジネス的には最高かもしれません。
課金復活システムは、
ご存じの通りパズドラなどにも搭載されていて、
特に「あとちょっとでボスが倒せる!」というときなどに課金してしまう、
心理的ハードルも少ない、優れた課金方法だと感じます。
(画像:AppBankより)
3、ゴールド・経験値を現金で買いたい
ドラクエをやっていて、
楽しくもあり、めんどくさいと感じることもあるのがレベル上げ。
ボスに全然勝てなくて、
レベルを2〜3上げなくてはいけないとき、
ゴールドをためて強い装備に買い替えたい時、
お金を払って解決できるのであれば、
ショートカットしたくなる気がします。
1レベルUP=85円
5,000ゴールド=85円
くらいで買えるのなら躊躇なく買ってしまう人も多そうです。
4、ビアンカとフローラ二人と結婚したい
ドラクエ5では、
主人公の妻を二人の花嫁候補から選択する場面があります。
「ビアンカとフローラどちらを選ぶか?」というシーンにおいては、
一世一代の決心をする思いで多くのユーザーが選択したことでしょう。
(画像:結婚と究極の選択より)
そんなとき、
第三の選択肢が登場したら?
「85円を支払えば、明日からこの国に一夫多妻制が導入されます。
85円を支払って、ビアンカとフローラ両方と結婚しますか?」
「▶はい いいえ」
これは払ってしまいます。
また、課金して二人両方と結婚した場合は、
「生まれてくる子どもの髪の毛の色はどっちなのか?」
というところでも波紋を呼ぶ(口コミされる)でしょう。
(画像:ドラクエはNo Border!より)
※本来の仕様では、ビアンカを選ぶと子どもは金髪に、フローラを選ぶと青髪になる。
いろんな意味でクズと言われそうなシステムです。
実装されることはないでしょう。
5、メタルスライムダンジョンで経験値稼ぎたい
メタルスライムやメタルキングが、
たくさん出てくるダンジョンに5分間とか入れるチケットが、
有料で販売されていたら課金してしまいそうです。
(画像:はぐれメタルの疑問についての考察より)
レベルアップや経験値の対価として課金をすることに似ていますが、
「何匹倒せるか?」というハラハラドキドキ感が追加されるのでクセになりそうです。
パズドラやブレイブフロンティアでも課金制ではありませんが、
メタルスライム的なモンスターを入手できるゲリライベントが、
DAUを上げる施策として実施されています。
6、冒険の書が消えたとき…まさかの課金復活
みんなのトラウマ。
セーブデータが消えてしまい最初からになったときの、
絶望感は人生でそうそう味わうことがない。
(画像:GIGAZINEより)
そんなとき、
救いの手が差し伸べられたら?
「85円で冒険の書のデータを復活することが出来ます。
冒険の書を復元しますか? ▶はい いいえ」
と言われたら、考える余地はありません。
もはや恐喝で「たまには85円くらい払え」と言われているのと同じです。
データ復活できるんならさっさと無料で戻せというのが正しいツッコミ。
こんなことをしたら、2ちゃんねるでクズエニと言われること間違いなしの、炎上必至の課金システムです。
ドラクエが課金モデルになるのではと感じた理由。
実はスクエニさんは今年に入ってアプリの収益モデルをいろいろ試しています。
不調だった有料の売り切りから無料からの課金モデルに移行しようとしている意図が感じられます。
以下にて2つの事例を紹介したいと思います。
ドラゴンクエストモンスターズWANTED!が無料化して収益性向上
9月からドラゴンクエストモンスターズWANTED!が月額300円の課金制から、
無料DLのアプリ内課金モデルになりました。
その結果、GooglePlay上での収益性が向上しています。
(AppAnnie-ドラゴンクエストモンスターズWANTED!より)
ドラクエモンスターズのようなブランド力のあるタイトルでも、
月額定額で一部の人に有料で遊び続けてもらうよりは、
ダウンロードは無料にして裾野を広くとって、広く浅く課金するという、
収益モデルの方に軍配が上がったようです。
FINAL FANTASY ALL THE BRAVESTが無料化して収益性向上
FFシリーズのファン向けのiPhoneゲーム(キャラ収集要素が強い)
FINAL FANTASY ALL THE BRAVESTが9月から無料化しました。
【従来】有料350円+アプリ内課金モデル
↓
【変更】DL無料+アプリ内課金モデル
その結果、AppStoreでの収益性が向上しました。
一気に伸びているのがわかります。MAXで売上ランキング100位以内に入るほど。
(AppAnnie-FINAL FANTASY ALL THE BRAVESTより)
筆者も無料DLキャンペーンをきっかけに遊んで全クリしましたが、
危うく(?)何度か課金しそうになりました。
上記の2作品で、iOSでもAndroidでも無料モデル化で収益性向上した結果を受けて、
スクエニさんも「ドラクエ1〜8も無料モデルのほうがいいかも?」というのは、
少なくとも選択肢のひとつとして考えているのではないでしょうか。
それに続いて10月の、
ドラクエ1〜8のiPhone&Androidでのアプリ化発表。
今後もいろんなハードでリメイクされていくことを考慮して、
従来通りFFシリーズと同じく、1500円とかの有料売り切りモデルかもしれないですが、
どちらかといえばこの流れでいくと、
ドラクエ1〜8もフリー+アプリ内課金モデルになるのではないかと予測しています。
皆さんはどう思いますでしょうか?