日本のアプリは台湾でも人気!?AppAnnieによる世界の最新アプリマーケット情報-D2CRアプリセミナー

2013年08月29日 |
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8/28に東京(汐留)で開催された、
D2CRさん主催のセミナーに参加してきました。

本記事では第一部の「最新アプリビジネス動向 by AppAnnie」について、
参考になったポイントをまとめたいと思います。

※記事中に出てくるグラフは、
AppAnnieさんのスライドを元に当サイトにて再現したものです。

d2cr_seminor201308

第1部「最新アプリビジネス動向 by AppAnnie」AppAnnie 日本担当カントリーディレクター 桑水 悠治さん

AppAnnieについて

アプリストアに特化して、
マーケットデータを発表している会社。
資金調達700万ドル。

社員は130名でサンフランシスコ・北京に多い。
日本は2名(スタッフ募集中!)

▼提供サービス
アナリティクス-itunes connectを紐づけるとデータが綺麗に見れるツール。(無料)
ストアスタッツ-260万以上のアプリをトラッキング 最大級のアプリデータベース(無料)
インテリジェンス-アプリマーケットに関するもっとも正確なマーケット(有料)

AppAnnie:http://www.appannie.com/jp/

ポイント:
AppAnnieは普通に便利、無料でこれだけ使えるのはありがたい。
そしてスタッフ募集中だって!

全体に対してのゲームカテゴリの比率

gamecategory

・ゲームカテゴリは売上が最も大きいカテゴリ。現在も成長中。
・Googleplayの売上はios以上にゲームカテゴリの比率が高い。

ポイント:アプリ市場の70%はゲーム!

AppStore&GooglePlayでのゲームアプリのDL数と収益

game_dl_revenue

・世界でみるとGooglePlayのほうがiosよりも大きくなっている。
(※中国のローカルandroidマーケット等を入れると完全にandroidがDL数では勝っている)
・iosはマネタイズ面ではGooglePlayを2倍以上リード。

ポイント:
DL数だとGooglePlayはAppStore超えている!
収益ベースだとAppStoreはまだまだ強い!

アプリ内課金モデルの比率

iap2

・フリーゲームでアプリ内課金を使っているアプリ(特にゲーム)がここ1年で大きく伸びている

ポイント:アプリ内課金モデルのアプリが増えている!

国別のゲームDL

country_gamedl

・アメリカと中国でiosのゲームダウンロード数の約半分を占める
・ほとんどの国でGooglePlayのDL数>AppStoreでのDL数
・日本は半々。アメリカ、イギリスはiOSの国。

ポイント:DL数では圧倒的に、アメリカ・中国!

国別のゲーム収益

gamerevenue_country

・日本、アメリカ、韓国でGooglePlayの売上の80%を占める。
・日本と韓国はアメリカのGooglePlay市場より大きい。
・日本と韓国は文化的にも近いし狙いやすい。
・マネタイズできているのは、ほとんどの国でios。

ポイント:日本人はアプリに金を使う!

AppStoreでのゲームカテゴリにおける上位国TOP10

AppStoreダウンロードランキング(2013年6月)

1.アメリカ
2.中国
3.イギリス
4.日本
5.ロシア
6.カナダ
7.フランス
8.オーストラリア
9.ドイツ
10.サウジアラビア

・ロシアの成長が著しい
・サウジアラビアもトップ10に。
・ロシアでメインキャリアでios扱わなくなるので今後Googleplay寄りになるかも。

ポイント:サウジアラビアが気になる!

 

AppStore売上ランキング(2013年6月)

1.アメリカ
2.日本
3.中国
4.イギリス
5.オーストラリア
6.カナダ
7.フランス
8.ドイツ
9.ロシア
10.韓国

ポイント:アメリカ・日本・中国がAppStore市場規模3トップ!

GooglaPlayでのゲームカテゴリにおける上位国TOP10

GooglaPlayダウンロードランキング(2013年6月)

1.アメリカ
2.韓国
3.ロシア
4.インド
5.ブラジル
6.日本
7.ドイツ
8.メキシコ
9.タイ
10.イタリア

・メキシコとタイが成長市場。

ポイント:GooglaPlayは、インド・ブラジル・メキシコ・タイなど成長国で人気!

 

GooglaPlay売上ランキング(2013年6月)

1.日本
2.韓国
3.アメリカ
4.イギリス
5.ドイツ
6.フランス
7.オーストラリア
8.台湾
9.香港
10.カナダ

・日本、韓国が2トップ。
・最新ランキング(2013年7月)では8位に入ってる台湾が4位に浮上する。

ポイント:GooglaPlayでは日本人が1番金を使う!次いで韓国・アメリカ。

全体の中でのゲームカテゴリの比率

ios

・全体でみても収益の70%以上はゲーム。
・中国と日本は収益の90%以上がゲーム。

GooglaPlay

・全体でみても収益の80%以上はゲーム。
・日本と韓国は収益の90%以上はゲーム。
・全体でみてもダウンロードの40%近くはゲーム。
・ロシアは50%近くのダウンロードがゲーム。

中国語圏でのマーケット

chineseeria_contry

・APACの中で中国語が話されている国々のiosでの売上は世界の約11%
・APACの中で中国語が話されている国々のGooglaPlayでの売上は世界の約5%

ポイント:台湾は意外に狙い目!?

台湾市場が伸びている。

taiwan_market

・台湾のGooglePlayの売上が急増しiosに急接近。
・LINEゲーム、candycrashsagaなどが伸びている。

韓国は市場がもう出来ているので魅力的だが、
その次となったときに中国もいいが台湾という選択肢もあり。
日本のコンテンツは台湾でも受け入れられやすい、親日の国だし良い。
D2CRさんも台湾マーケットに詳しいので相談してみるのも良い。

ポイント:台湾でGooglePlayが急成長!

台湾でのトップパブリッシャーランキング(2013年7月)

ios

1.EFUN(中国)
2.MAd Head(香港)
3.com.digitalcloud(中国)
4.King(イギリス)
5.Supersell(フィンランド)
6.UcubeGames(中国)
7.LINE(日本)
8.Mooli Digital Marketing(中国)
9.ResAtoms(中国)
10.xingheng liu(中国)

・中国パブリッシャーが強い中、KING(candy crush saga)とSUPERSELL(clash of clans)が人気。
・LINEは台湾でも人気。

ポイント:台湾でLINEは人気!ということはスタンプ系アプリもいける?

 

GooglePlay

1.MAd Head(香港)
2.King(イギリス)
3.EFUN(中国)
4.LINE(日本)
5.GAMEVIL(韓国)
6.Mobimon(中国)
7.CJE&M(韓国)
8.Zynga(アメリカ)
9.DeNA(日本)
10.Koram game(中国)

・MAd Headは香港のパズドラ的なゲーム。
・KING(candy crush saga)は人気。

ポイント:台湾でもパズドラ的ゲームが人気!

世界各国のスマホ・タブレットゲームの比率(ios)

ipad_iphone_device

・AppStore全体ではゲームカテゴリのDL数のうち30%がipad向け。
・日本はipadの割合が小さい。ロシアとサウジアラビアは半分以上がipad。

ポイント:日本はipad市場に伸びシロあり!

日本でのトップパブリッシャーランキング(2013年6月)

AppStore、ゲームDL

1.LINE(日本)
2.Gameloft(フランス)
3.SEGA(日本)
4.Goodia(日本)
5.あくのそしき(日本)
6.サイバーエージェント(日本)
7.ガンホー(日本)
8.コロプラ(日本)
9.Supersell(フィンランド)
10.Makoto Yamada(日本)

・Gameloftは「怪盗グル―のミニオンラッシュ」でランクイン
・あくのそしきは「この星を消す…ッ!!」でランクイン

ポイント:あくのそしきすごい。10位の個人が気になる!

 

GooglePlay、ゲームDL

1.LINE(日本)
2.ガンホー(日本)
3.コロプラ(日本)
4.あくのそしき(日本)
5.Goodia(日本)
6.yunayuna apps(日本)
7.SEGA(日本)
8.GREE(日本)
9.サイバーエージェント(日本)
10.面白革命capsule(日本)

ポイント:面白革命capsuleすごい!

 

AppStore、ゲーム売上

1.ガンホー(日本)
2.LINE(日本)
3.GREE(日本)
4.コロプラ(日本)
5.バンダイナムコゲームズ(日本)
6.サイバーエージェント(日本)
7.SEGA(日本)
8.Klab(日本)
9.Asobism(日本)
10.D2C(日本)

・売上ベースでは全部が日本のパブリッシャー。

ポイント:日本では日本のパブリッシャーが幅を利かせている!

 

GooglePlay、ゲーム売上

1.ガンホー(日本)
2.LINE(日本)
3.コロプラ(日本)
4.GREE(日本)
5.ナムコネットワークス(日本)
6.GMO GameCenter(日本)
7.Klab(日本)
8.Donuts(日本)
9.Ateam(日本)
10.SEGA(日本)

・GMO GameCenterがランクイン
・Klabは「ラブライブ スクールアイドルフェスティバル」でランクイン
・ガンホーはずっと首位をキープ

ポイント:GooglePlay売上はコロプラが3位!

海外で売上を上げている、
日本のトップパブリッシャーランキング(2013年6月)

AppStore+GooglePlay、ゲーム売上

1.DeNA
2.GREE
3.CAPCOM
4.ガンホー
5.SEGA
6.サイバーエージェント
7.LINE
8.Ateam
9.SQUARE ENIX
10.Drecom

・ダークファンタジー系の日本のカードゲームが海外で人気。

ポイント:海外ではDeNA、GREEが健闘!

 

聞いてみて感想:

「台湾が伸びている」とかこういう機会がなかったら知る由もない。
せっかくアプリはグローバルに開かれた市場なので、チャンスを何倍にも増やすためにも、
もっと世界のアプリ市場について知っていくべきだと思った。

※第2部「ブレイブフロンティア成功までの軌跡とこれから」についてはこちら。

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
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