アプリの譲渡をすることができるTransfer Appという機能が実装され、
iTunes Connect上でアプリを渡すことができるようになりましたが、
今後アプリの譲渡や売買の市場は、
盛り上がってくるのでしょうか。
アプリの売買市場について考えてみました。
Transfer Appについては、
「iPhoneアプリを譲渡できる Transfer App をやってみた」 をご覧ください。
アプリの売買に注目が集まり始めている?
Googleトレンドという、
キーワードがGoogle上で検索された回数を、
時系列ごとに調べることができるツールがあるのですが、
「アプリ 売買」と調べてみると、
結果は以下になりました。
今年2013年に入って、いきなり検索回数が増えています。
パズドラなど本格的に事業として収益があがってきた例が、
でてきたこともあり、企業がビジネスとして興味をもったため、
検索ニーズが増えたのでしょうか。
理由は明確ではありませんが、
需要が伸び始めていることは間違いはなさそうです、
既にAppTraderという、
アプリを売りたい人と、買いたい人のマッチングサイトもありました。
サイトを覗いてみると、まだまだ登録アプリは少ないです。
売りに出されているアプリのページを見ると、
500ドル〜でいろいろなアプリが掲載されています。
もう少し成熟したら、企業がアプリを欲しがる。
話は変わりますが、
WEBサイトにも売買市場というものが存在します。
売買にだされるサイトというのは、
ポータルサイト・アフィリエイトサイト・ECサイトなどが多く、
金額に関しては、
アクセス数・サーバーなど維持コスト・会員数・収益などに応じて値段が決められ、、
売る方と買う方で協議の上、条件が折り合えばサイトの売買が成立します。
ホームページを売買するメリットとしては、
買う方としては、既に運営されているサイトが手に入るので、
0からの立ち上げコスト・時間をカットできるというメリットがあります。
売る方の理由は、
運営する暇がない、新規事業に集中したいなどの理由が一般的です。
同じような理由で、
アプリ売買のマーケットニーズというのも増えてきそうです。
スマホの普及率にしたがって、当然アプリ市場も大きくなっていきますし、
最近急伸しているタブレットの伸びで、
タブレットのアプリ市場というのも徐々に伸びてくるはず。
“日本国内のスマホアプリ市場規模まとめ“という記事にもまとめていますが、
アプリ市場は2017年くらいまで、毎年約130%増のハイペースで伸びていきます。
ちなみに2013年は205億円、
2014年は279億円です。
そうなってくると、
例えばスポーツ用品のメーカー企業が、
日ごろの運動チェックのアプリをリリースしたり、
「ノベルティでティッシュつくるならアプリをつくろう」など、
ブランディングやユーザーとのコミュニケーションを目的とした、
マーケティングの一環として、アプリを持ちたがる可能性がありますので、
アプリを新規開発したいという依頼が増えたり、
アプリの売買ビジネスが伸びてきたり、
ということが起こってくると予想しています。
そういう意味でも、
中小事業者や個人がアプリ開発をしていくのは、
非常に可能性があることですね。
アプリの売買もそうですが、
自分でアプリをリリースして運営ノウハウ・開発ノウハウをためていけると、
かなり拡張性がある上にアドバンテージが効いてくると思います。
まとめ
アプリ売買のニーズが出始めているようだ。
アプリ市場がもう少し伸びてくると企業参入が増えるので、
先行している開発者にもビジネスチャンスが増えるはず。