11/21までに要対応!GooglePlayでタブレットに最適化されたアプリが有利に。

2013年10月17日 |
199

Androidでは、
タブレット最適化がとても重要になってきそうです。

Googleは11/21以降GooglePlay上(タブレットからの閲覧時)で、
「タブレットに最適化されたアプリを優先的に表示する」という発表を行っています。

これまではタブレットからGooglePlayを見たときには、
デフォルトでは「すべてのアプリ」を表示、
手動で「タブレット向けに設計」にタブを切り替えると、
タブレットに最適化されたアプリを見ることが出来る形でした。

gp_tablet01

11/21からは、
デフォルトで「タブレットに最適化」されたアプリが、
リストの上部に表示されるようになり、
タブ切り替えをすると「すべてのアプリ」が表示される形になると。

さらに、どうやらタブレットに最適化されていないアプリに関しては、
「スマホ向け」というようなラベル表示がつくようになるようです。

対象カテゴリ:
人気有料、人気無料、売上トップ、人気の新着(無料)、人気の新着(有料)、
トレンド(※恐らく「最新」というカテゴリのこと)

つまり、
【現在】「すべてのアプリ」がデフォルト(手動切替すると「タブレット向けに設計」が見られる)

【11/21以降】「タブレット向けに設計」がデフォルト(手動切替すると「すべてのアプリ」が見られる)

gp_tablet02

という形になるようです。
上の図でいうとタブレット最適化を行っている、
「LINEポコパン」「ディバインゲート」などが恩恵を受けるということですね。

オフィシャルの発表はコチラ(英語)。

特に、
・タブレット端末からのDLが多いアプリ。
・海外からのダウンロードが多いアプリ。
・利用シーン的にタブレットと相性が良いアプリ。

などの方は必須対応ではないかと。

スマホメインでターゲットにしている人でも、
中長期的に見ても重要な流れですし、
タブレットユーザーを捨てることはないので、やっておくにこしたことはないです。

「タブレット最適化」の方法は?

それでは、どのようにしたら、
自分のアプリが「タブレット向けに設計」状態と認識されるのでしょうか。

これは簡単にチェックが出来て、
デベロッパーコンソール上で、
「タブレット向けに設計」になるにはどうしたらいいのかを教えてくれます。

デベロッパーコンソールの「最適化のヒント」というタブの中に、
「タブレット用のアプリを設計する」という項目を見ると、
いま足りていない最適化項目が表示されますので、これをクリアすればOKです。

developer_console_tabletoptimize

例えば、
・7インチと10インチ用のスクリーンショットの用意してください。
・タブレット用の大きいスクリーンをサポートしてください。
などが表示されます。

もっとタブレット最適化に力を入れたいという方は、
Googleが公開している「タブレット向けアプリ品質チェックリスト」のページを見ながら、
改善をしていくと良いかと思います。

・タブレット用にレイアウトを最適化する。
・アプリの紹介文にタブレット対応のアプリであることを明記。
・タブレットにも最適化しているということを紹介文に記載
・プロモーション動画上でタブレット上で動作している様子を加える。

などのtipsが紹介されています。

「タブレット最適化」による効果事例

Googleの開発者向けブログ(英語)で、
タブレット最適化によって成功した事例がいくつか紹介されていたので、
簡単に紹介したいと思います。

Remember The Milk(タスク管理アプリ)

remembertahemilk_icon
タブレットガイドラインに沿って改善をした結果、
タブレットからのDL数が83%アップ。
今では、ネクサス7が一番ユーザーの多い端末になっているほど。

TinyCo(ゲーム)

tinyco_icon
直近の6ヶ月でAndroidタブレットのダウンロードが3倍以上に伸びた。
ARPPU(課金ユーザーの平均課金額)35%以上増加。
ユーザーリテンション増加。

Instapaper(記事を後で読むアプリ)

instapaper_icon
UIを変更最適化した結果、
ネクサス7発売直後はダウンロード数が600%になった。
Androidのタブレットは全インストールベースの​​約50%を占めている。

いずれも、タブレットのインターフェースに最適化することで、
DL数、課金額、アクティブ率などが増加したという事例。

これは過去の事例なので、
今後日本はもちろんグローバルでタブレットが伸びていくにあたって、
より重要になってくるというのは間違いありません。

身近な経験では、
PCのWEBサイトをスマホで見たときに、
文字が小さかったり、ボタンが小さかったりすることがありますがそういうことと一緒ですね。
デバイスに最適化されるとユーザーが使いやすくなるのは、当たり前といえば当たり前です。

日本ではまだまだ発展途上のタブレット

米調査会社IDCによると2013年の10〜12月には、
ついにパソコンの出荷台数をタブレットが逆転する
という予測が出ています。

グローバルでは非常に既に盛り上がっています、
日本でももちろん伸びていますが、まだまだ普及率自体は高くなく、

総務省の「情報通信白書2013」によると、
(※何気に情報通信白書はアプリ版も出ています。iOSAndroid)

国内のタブレット保有率は、
世帯保有率:平成23年8.5%、平成24年15.3%。
と成長はしているが、
タブレット普及率はグローバルで見ると最下位とのこと。

日本でタブレットアプリが盛り上がってくるのは、
もう少しだけ先なのかなとは感じます。

しかし最近では、
カフェでおじいちゃんがタブレットつかっているのを見かけたりと、
(今まで、おじいちゃんがノートPC使うっていうのは見たことない)
普及してきているのを肌で感じますし、

普通の人々からすると、
回線も早くなって、デバイス自体の能力も高くなった今、
パソコンなんて必要なくて、スマホ・タブレットで十分だったりと、

今後タブレットが普及して市場が大きくなってくることは間違いないので、
今のうちに色々準備しておくとチャンスがつかめる可能性が高まるのではないでしょうか。

199
アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
スポンサーリンク
広告掲載
btn_fb btn_tw btn_rss

Latest stories

Related stories