アプリの空きスペースに「動画ネイティブ広告」収益額を24%上乗せ。アドフリくんが語る「アプリ広告の動画シフト」の必要性とマネタイズ事例。

2018年03月30日 |
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アプリ特化SSP「アドフリくん」運営のADFULLYさんに、動画ネイティブ広告の事例などを聞きました。

※本記事は株式会社ADFULLYより、依頼を受けて執筆したPR記事です。


※株式会社ADFULLY 池田 大地さん

SSPアドフリくんの売上「90%が動画広告に」

最近の「アプリの広告マネタイズ動向」としてはどんな感じでしょうか?

ここ1年の変化としては「静止画から動画広告へのシフト」が急激に起こっていると感じます。

収益性をみても、静止画と比べて動画の広告枠のほうが全体的に高くなっていて、アプリの広告枠がどんどん動画化していっている状況ですね。

アドフリくんの売上データでみても、動画がずっと伸び続けていて、アドフリくんの売上全体の90%が動画広告になっているほどです。

もちろん、アドフリくん全体の売上額も、おかげさまで右肩上がりに伸び続けている状況です。

動画広告がすごく伸びているんですね。

はい。動画広告には大きく3つのフォーマットがありますが、とくに今年は「動画ネイティブ広告」が伸びてくるのではないかと考えています。

今回は、いくつか参考になりそうな「動画ネイティブ広告」の事例を中心に紹介したいと思います。


※動画インステ=動画インタースティシャル

「動画ネイティブ」のマネタイズ事例

1、空きスペースに「動画ネイティブ」枠の導入で収益性10倍に

ひとつめは、台湾AppStoreで1位を獲得、50万ダウンロードを突破している「養豬場MIX」というカジュアルゲームの事例です。

このアプリでは、空きスペースに設置したネイティブ広告を「静止画から動画」に変えたところ、枠の収益性(eCPM)が10倍まで伸びました

なお、このデベロッパーさんが出している他のゲームでは、動画ネイティブが「収益の10%近く」に達しているアプリも出てきています。


※「ようとん場MIX」の中国語繁体字版のアプリ

2、ゲーム内画面に「動画ネイティブ」の導入で収益の24%に

脱出ゲーム等でおすすめなのは、ゲーム内のモニター画面などに「動画ネイティブ広告」をはめて、空きスペースをマネタイズする方法です。

「Aloha」という脱出ゲームでは、テレビの画面に「動画ネイティブ広告」を入れることで、収益全体の24%を稼いでいます

このケースでも、ネイティブ広告を「静止画から動画」に差し替えたことで、枠の収益額を2.5倍にまで伸ばすことができたそうです。

このような形で、ネイティブ広告で収益を20%ほど上乗せした事例も出てきているので、相性の良さそうなアプリがあれば検討してみてください。

3(番外編)脱出ゲームのマネタイズのコツ

脱出ゲームは「公開から2週間」が収益のピークになりやすいのですが、その期間で収益化するためにも、適切な箇所に広告を入れるべきです。

ひとつコツとしては、バナー広告はゲーム画面の「上下の2箇所」に設置すると、収益がプラスで積み上がりやすくなりオススメです。

もし片方にしか置けない場合は、フッターとヘッダーの収益は「2対1の比率」になることが多いため、フッターだけに置くといいと思います。

それから、脱出ゲームでは「ユーザーの動き」を意識して、アプリに広告を入れるようにすると、より収益性を高められると考えています。

たとえば、脱出ゲームには「動画をみるとヒントが見られる」という広告がありますが、最近は「ヒントとアンサー」で分けているアプリも出てきています。

そうすることで、これまで「攻略サイトに飛んでいた人」を収益化できるのと、「ヒントでわからなかったら答えをみたい人」に動画を2回みてもらえる、という効果があります。

また、インタースティシャルの表示は「バックグラウンドから戻ったとき」がオススメです。これも攻略サイトに飛んでから戻ってくる人が多いためです。

ちなみに、最近の脱出ゲームは、収益性は1DLあたり3〜10円程、ダウンロード数は「20万でヒット・50万で大ヒット」という感覚です。

4、動画ネイティブ広告の「新フォーマット」

アドフリくんでは、3月から動画広告の「NativeFlex」という新フォーマットを、国内SSPで初めて提供を開始しました。

アプリのレイアウトを崩さずに、任意のタイミングで空きスペースに「動画ネイティブ広告」を表示できるのが特徴です。

まだスタートしたばかりですが、今後このような広告枠がさらに広がっていくと感じています。

5、動画リワードの「実装のコツ」

動画リワードを設置するときのコツとしては、「設置型」と「アクション連動型」の両方を設置した方がいいと考えています。

まず「設置型」というのは、アプリ内のどこかに「動画再生のトリガーボタン」を、用意しておくタイプの設置方法です。

例えば、動画をみると「ログインボーナス」、動画をみると「コインがもらえる」などの、報酬が一般的です。

そして「アクション連動型」のほうは、ユーザーの一連のアクションの中に「動画再生のトリガーボタン」を挟み込むタイプの設置方法です。

例えば、アクションゲームの「ゲームオーバー画面」で、動画をみると「一度だけ復活リトライ」できるなどの報酬があります。

今年、動画リワードは「ゲームアプリへの実装」もさらに増えてくるのではと感じます。実際に「アナザーエデン 時空を超える猫」というタイトルでの検証例を簡単に紹介します。

実装箇所としては、ゲーム内の「ショップ画面」に動画リワードを設置して、動画をみると「クロノスの石」というアイテムがもらえるようになっています。

結果としては、動画リワードの実装によって「継続率・課金転換率・課金額」いずれにもマイナス影響はなく、むしろプラスの効果があったそうです。

このような、課金ユーザーと同じゲーム体験を与えるために「動画リワード」を入れて、アプリを継続してもらうという実装が、今後は広まっていくと感じています。


※株式会社ADFULLYのグループ会社より提供いただいたデータです(アドフリくんは未実装)

お知らせ:アドフリジュクについて

現在アドフリくんでは、アプリの広告マネタイズ初心者の方を中心に、少人数制の勉強会「アドフリジュク」を開催しています(無料)

内容:
①カジュアルアプリにおける4つのヒットフェーズ(法則)
②事業規模別のアプリ戦略
③アドフリ流 アプリマネタイズ虎の巻 など

月に3回程度、東京・大阪・名古屋・福岡で開催予定です。次回は4月末~5月にかけて開催予定となっています。ご興味ある方はぜひご参加ください。

改めて日程など「アドフリくん」のツイッター・Facebookアカウントにて告知いたします。

Twitter(@adfurikun):https://twitter.com/adfurikun
Facebook:https://www.facebook.com/adfurikun/

アドフリくんでは、アプリの世界観を阻害せずに、収益性も高くなるような広告フォーマットを、引き続き拡充していく予定です。

動画広告には「広告=邪魔」ではなく「広告=ありがとう!や面白い!」に変えていく力があると感じています。

動画広告へのシフトはチャレンジングな試みですが、ぜひみなさんと一緒に挑戦しながら、アプリ業界の幸せな未来をつくっていきたいと思います。

アプリ特化型のSSP「アドフリくん」
https://adfurikun.jp/adfurikun/

取材協力:株式会社ADFULLY
広告企画:アプリマーケティング研究所

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
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