今回は「女子高生とカメラ」について研究すべく、「原宿の女子高生100人」にアンケートを実施しました。※女子高生全体を正確に調査したものではないため、あくまで参考までにご覧ください。
調査内容:
1.「週に撮る写真」はどれくらい?
2.「自撮り棒」をつかいますか?
3.「自撮りの練習」をしますか?
4.「写真加工アプリ」は何個いれてる?
結果1.「週に撮る写真枚数」は、5〜10枚(47%)が最多。
まず最初の質問は「週にどのくらいの写真をとっているか?」です。こちらは「〜5枚 8%」「5〜10枚 47%」「10〜50枚 42%」「50枚〜 3%」という結果になりました。
思ったよりも「いつも写真を撮りまくっている」という状況ではないようです。「セブンティーン(雑誌)」のアンケートでも、「平均は週10枚」だったので、そのくらいなのかもしれません。
※「特別なイベントがない週」というニュアンスで聞きました。
写真を「友だち共有アカ」にアップする人も。
「撮影した写真はどこかにアップするのか?」も聞いてみたところ、アップ先として「LINE・インスタ・ツイッター」の3強があがりました。(「アップする派」と「見るだけ派」は半々くらい)
中には、ツイッターの「友だち共有アカ」に投稿するという人もいました。「仲良しの友だち」でアカウントを持っていて、そこに写真などをシェアするんだとか。
「具体的には、どんな写真を撮っているのか?」も聞きましたが、「友だち」「食べ物」「ペット」などの声が多く、とくに変わった意見はありませんでした。
結果2.「自撮り棒をつかう」のは31%
次の質問は「自撮り棒をつかいますか?」です。これは「つかう 31%」「つかわない 69%」という結果になりました。「外国人がつかう印象」が強いですが、思ったよりは浸透しているように感じました。
カサで「自撮り棒」を自作する人も。
中には「カサで自撮り棒をつくったことがある」という人が数名いました。ビニール傘の取手にスマホがぴったりはまるので「即席の自撮り棒」がつくれるのだとか。
結果3.86%の女子高生は「自撮りの練習をしない」
次に聞いた質問は「自撮りの練習をしますか?」です。これは「練習する 14%」「練習しない 86%」と大きく偏った結果になりました。
自撮りは「ポーズ」ではなく、「角度」や「向き」を研究する。
「練習している」と答えた人に話を聞くと、「良い角度と、悪い角度を知る」「左右どちらが良いか試す」など、表情やポーズではなくて、「ベストなカメラワークを知る」といった意見が多かったです。
中には「自撮り研究部」を友だちで結成して(部活ではなく、ノリみたいな感じ)、「どの角度からがかわいく撮れるのか?」を、研究しているという子もいました。
本当に86%は「自撮りの練習をしない」のか?
ところで「86%は自撮りの練習をしない(自称)」は正しいのでしょうか。アンケートの様子を見ていた限りでは、けっこう怪しいように感じました。
実際「自撮りの練習をする」と答えた人たちに「大半は練習をしていないようだが、どう思うか?」と聞くと、「いやいや、ウソついてる人いるでしょw」みたいな意見がかえってきます。
それと「自撮りの練習はしない」と答えた人に、「周りにはいそうか?」と聞くと、「いると思う」という声は挙がるので、これはきっと「自分からは申告しづらい質問」だったのだと思います。
※こういうリアクションが多かったですw
結果4.74%の女子高生が「写真加工アプリは5つ以内」
最後の質問は「写真(画像)加工アプリを、いくつ入れてる?」です。これは「〜3個 38%」「〜5個 36%」「〜10個 19%」「10個〜 7%」という結果になりました。
74%もの女子高生が「写真加工アプリを5つ以内しか入れていない」ということです。10個以上入れている人も「基本つかっているアプリは数個」と話していました。
言わずもがな「写真加工アプリ」をこれからつくるなら、「特定の用途に特化したアプリ」でないと厳しそうです。「イス取りゲーム」でいうと「すでに満席状態」に近いと思われます。
※最多は「21個」でした。
「アプリ名を覚えている人」は少ない。
「どんなアプリをつかっているか?」も聞いてみましたが、よく名前がでたのが「LINEカメラ(ailis)」「カメラ360」「B612」「PixArt」の4つでした。つづいて「DECOPIC」なども人気でした。
あと感じたこととしては「みんなアプリ名を覚えていない」ということ。スマホを取り出してホーム画面を確認しないと、名前がでてこない人がほとんどでした。
これは「画像加工アプリに限った話」ではなさそうですが、アプリをダウンロードした後は、アプリ名ではなく「アイコン」や「ホーム画面の位置」で、認識しているのだと思います。