なぜインスタは「キラキラ専用空間」ではなくなってしまったのか? 女子大生が語るインスタに起きている変化と、SNSで「着物の価値」が上がった理由。

2017年05月23日 |
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女子大生の方に「最近のインスタ」について聞きました。どうしてインスタは「キラキラ写真だけ」じゃなくなってきているのか…??

女子大生からみた「最近のインスタグラム」

1、インスタはもう「キラキラ専用空間」ではない。

女子大生:
インスタって前までは「オシャレな写真だけ」を載せるキラキラ空間だったんですけど、最近は「日常の写真を載せるSNS」に変わってきていて

大きかったのは「ストーリー」です。みんなコレが出てから「臨場感」を伝えるようになった。その場で撮った写真や動画をあげるクセができた。

ストーリーの中身は、「美味しいご飯」が圧倒的に多くて、2番目が「友達とはしゃいでるなう」みたいなやつ、3番目は「目の前にある風景」とかが多いかな。

今までは「みんなに知らせたいけど、インスタに載せるまでもないかな…」と思っていた、日常の写真をあげるようになった感じ。

だから、多分スナップチャットは死にました。わたしの周りでは、もう全然つかっている人を見ません。

2、写真をあげるとき「これはツイッター、これはインスタ」ではなくて「全部インスタ」になってきている。

女子大生:
それから最近、インスタの投稿に「写真をたくさん載せられる」ようになって、みんな「あげたい写真」を遠慮なくあげられるようになった。

今まではインスタって、連投しづらかったんですよ。なんとなく「インスタは1日1人1枚まで」という空気があったというか…。

インスタに連投してしまうと「うざい、1枚に選べよ。あったこと全部いうならツイッターでやれ」みたく思われちゃう感じ。笑

でも、最近は写真を厳選する必要がなくなった。前まで「これはインスタ、これはツイッター」って分けていたのが、みんなインスタばっかりになってきた。

【補足】ちなみに…

インスタの、ここ1年のアップデート内容をまとめてみると、「投稿のハードルを下げる」という一言に集約されているように感じました。

こうした機能やUIの変化が、少しずつインスタを「オシャレ写真SNS」から「日常写真のSNS」へ、変えていったのかもしれません。

3、ツイッターは「キラキラ成分」を奪われて掃き溜めに。

女子大生:
ツイッターに関しては、インスタに「キラキラ成分」を奪われすぎて、掃き溜めみたいになってしまった。

インスタに「オシャレ写真」を奪われて、それから「日常系の写真」も奪われて、「だるい」「疲れた」みたいな汚いものばっかりが残った。

でも、「ツイッターは廃れた」ってわけじゃない。わたしもつかっています。というよりは「二の次になってきた」という感じですかね?

優先順位でいうと、以前は「LINE・ツイッター・インスタ」の順だったのが、最近は「LINE・インスタ・ツイッター」になったイメージ。

あと、女の子だけじゃなくて、男の子もインスタに「おもしろい動画」を投稿したり、「日常の写真」をあげるようになってきていますよね。

4、インスタには見えない「いいね同盟」がある。

女子大生:
インスタのコミュニケーションは「いいね」がメイン。でも「インスタはめっちゃ気軽」ってわけでもない。それは「いいね」への無言プレッシャーがあるから。

たとえば、自分に絶対「いいね」してくれる人がいたら、その人が写真を上げたときは「あ、いいねしなきゃ」ってなります。

別に、そこまで良い写真だと思っていなくても、「い、いいね…!」みたいな。笑

逆に、自分がいっぱい「いいね」押していても、相手が全然押してくれないと同盟決裂です。もうおめえには「いいね」押さないからな!って。

そういう目に見えない「いいね同盟」みたいのがある。やっぱり「いいね」が少ないと寂しいし、みんな「いいね」を求めているから。

5、「いいね」をするほど「いいね」が増える

女子大生:
日頃からいっぱい「いいね」してる人は、「いいね」もらえる数も多い。ちなみに、知らない人に「いいね」送っても、ちゃんと返ってきますよ。

わたしも1回やってみたことあって。インスタで「#ケーキ」とか適当に調べて、出てきた写真を上から100件くらい、ひたすら「いいね」していくんですよ。

そしたら、5人ぐらい返してくれる人がいた。それを繰り返せば、無限に「いいね」を増やしていける。笑

インスタ時代に「価値」が上がっているもの

6、女子が着物をきたがるのは「インスタに載せるため」

女子大生:
京都と金沢は「女子旅」ですごいキテるスポット。きれいな宿やエステ施設が周りにあって、SNSで「盛れる写真」もたくさん撮れる。

とくに、みんな「着物の写真」を撮りたがりますよね。現地の「1日着物レンタル」で着物をかりて、和の街並みを歩きながら。

コレって何がしたいかというと、「インスタ映え」する写真が撮りたいんですよ。別に「寺や歴史」に興味があるわけじゃない。

ノリとしては「京都、いい感じだよね?」「和菓子食べよ、あんこあんこ、抹茶抹茶」「着物で写真も撮っちゃう?」って感じなんで。笑


※インスタのハッシュタグ「#着物」「#浴衣」の投稿数はかなり多い。

7、SNS時代になって「着物の価値」が上がった

女子大生:
ちょっと前までは、ここまで「着物を着たい」なんて言われてなかった。むしろ「着物は歩きづらいし、トイレ行きにくいよね」とか言われてた。

でも、みんな手の平を返した。みんなあれ着て歩きたがる。インスタにあげるためですよね。着物レンタルって1日1万円くらいして高いんですけど。

真っ先に「着物が着たい〜」って言い出すヤツとかは、もう頭の中でインスタでいっぱい「いいね」つくのを、ちゃっかり想像してる感じ。笑


※「着物」のグーグル検索回数の推移。スマホ(SNS)普及の時期とも重なっている(もちろん要因は他にもあるかもしれない)

8、SNSに写真をあげると「割引」になるサービスも

女子大生:
へえ〜と思ったのが、HISで学生限定の「和割(わわり)」というのがあって。それは「着物の写真」を撮ると、1万円も旅行が割引になるんです。

でも、SNSにあげなきゃいけないんですよ。ハッシュタグをつけて「SNSにあげた写真」を店員さんに見せると割引になる

これって多分、インスタで宣伝してほしいから、とくに「着物の写真」って注目が集まるから、こんなに割引されるのかなって思いました。

9、「ロッカーサプライズ」はリアクションが動画で映える

女子大生:
インスタでちょっと流行っているのが「ロッカーサプライズ」です。

これはロッカーの中を「お菓子や折り紙」でかわいくデコって、誕生日の人に開けてもらって「おめでとう!」ってやる。

準備がすごい簡単だし、あまりお金もかからないし、サプライズってことがバレづらい。空き教室とかのロッカーでもできますし。

それから、サプライズって「リアクション」が大きいから動画で映える。だから、こっそり動画で撮っておいて、後からインスタにあげるのも楽しい。

10、GoProは「究極の自撮りカメラ」である

女子大生:
インスタで「GoPro」が流行っていて、欲しくなって買っちゃいました。友達にも「GoProあると世界変わるよ」とそそのかされて。笑

気持ちとしては「特別感のある写真」が撮りたい。あと「リア充感のある写真」が撮れるから、自分もリア充になれるような気がする。

あと何が良いかって、スマホで画面を確認しつつ、シャッターが押せること。だから、盛れる角度で撮れるし、不用意にブス化する心配もない

それから、旅行先で誰かに写真をたのんで「ヘンな写真」になることもないし、画質が良いから動画でずっと撮っとけば、後で「奇跡の1枚」を選ぶこともできる。

だから、コレってわたしたちにとっては「究極の自撮りカメラ」なんですよ。笑

11、「ダンスやネタ動画」が真似されて流行る。

女子大生:
インスタでは「動画で真似する」のが流行っていて。逃げ恥の「恋ダンス」とかサンシャイン池崎とか。みんなハッシュタグつけて真似するんです。

とくに「恋ダンス」って、ガッキーみたいな「ダンサーじゃない人」が踊っているので、クオリティーが多少低くても、許されるところが良いですよね。ブスでも大人数で踊れば顔も見えないし。笑

わたしの友達も「恋ダンス動画」をあげたら、再生数がいつもの3倍になった、って言っていました。

そういう風に、ハッシュタグで人に見てもらえて嬉しいし、周りに「可愛いアピール」できるから、みんな便乗して動画をあげている。

だから、何かを有名にしたかったら、芸能人にインスタで動画あげてもらえれば、めっちゃ流行るんじゃないかな、ってよく思ったりします。

まとめ

・インスタは「日常写真を載せるSNS」になってきている
・ストーリーなどで写真を気軽に載せられるようになった
・ツイッターはインスタにキラキラ成分を奪われてしまった?
・インスタの「いいね」には無言のプレッシャーがある
・インスタ時代になって「着物」の価値が上がっている

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。有料マガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。【配信提携】LINEニュース【過去連載】週アスPLUS、マックピープル。アプリの取材申請はコチラのページから。
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