アプリとは直接関係ないのですが、
とても面白い動画マーケティングの事例を見つけたので、
紹介したいと思います。
テレビCMでおなじみ、
スキンケアブランド「ダヴ」の動画広告が、
なんと、世界で1億回以上再生されました。(派生動画含めた再生回数)
とても面白い内容なので、
ぜひ実際に動画(3分くらい)を見てもらえればと思いますが、
ストーリーは、警察で犯人捜査の似顔絵をかいてきた人物が、
「本人を見ずに女性の似顔絵を書く」という内容で、
1、女性本人の証言をもとに書いた似顔絵。
2、他人の証言をもとに書いた似顔絵。
を比べた結果、
「2、他人の証言をもとに書いた似顔絵」のほうが、
美しい似顔絵が完成するという結果に。
最終的には、
「あなたは自分が思うよりも、ずっと美しい」
というメッセージが動画の最後に表示されて、ダヴの名前が出てきます。
感動した。というコメントがたくさん投稿されている通りで、
「リアルビューティー スケッチ」という名前のこの動画は、
三大広告祭「カンヌライオンズ2013」での受賞など、
世界的にも評価される結果になったそうです。
アプリの動画にも応用できる?
例えば、今回のダヴのプロモーションビデオが、
アプリのプロモーションだった場合、
「あなたは自分が思うよりも、ずっと美しい」
のメッセージとともに、
女性向けカメラアプリや、ミラーアプリなどが表示されたとしたら、
高い効果を発揮すると思いませんか?
単純なアプリのプロモーションビデオも良いですが、
バズを起こして、間接的にアプリの宣伝につながるような、
そんな動画プロモーションも面白いかもしれません。
動画の作り方によっては、ほとんどコストもかかりません。
(まあ、そんな簡単に狙い通りには、
うまくはいかないでしょうけど)
実際に仕掛けるとしたら、
現実的には、
【企画】面白い動画をつくる。ストーリーを最終的にアプリにつなげる。
↓
【拡散】メディアにプレスリリースし、記事化してもらう。
↓
【拡散】ソーシャルで話題に。
↓
【認知】アプリの認知UPにつながる。
という筋書きが妥当かと思いますが、
企画の部分が、一番肝になってくるのは言うまでもないです。
動画は字幕を翻訳して埋め込んでおけば、
グローバルで共通して使えますので、
そこもアプリと相性の良いところかなと感じます。
(youtubeには音声を自動で字幕にしてくれ、さらに自動翻訳してくれる機能もありますが、
精度が低いので、テキストで翻訳文章を設定しておく必要はあると思います)
動画はアプリのDL率に良い影響を与える?
GooglePlayのレイアウトが7月にリニューアルされ、
スクリーンショット画像の一番左に、
アプリ紹介動画が表示されるレイアウトになりました。
つまりこれは、
Googleが、「動画を見ることが、アプリのDL促進につながる」と、
判断したからと考えるのが妥当ですよね。(テスト段階かもしれないですが)
少なくとも、
現在youtubeはGoogleの傘下にありますので、
youtube⇒Googleplayのアクセスデータのつながりは、把握しているはず。
アプリストアに掲載する動画については、
(今回紹介したダヴのように間接的に訴求する動画ではなく、)
ストレートなアプリ紹介動画が適していると思いますが、
動画とアプリの相性は良いんじゃないかなあ、
という感想をもっています。
レビューサイトに依頼するときも、
youtube動画をつくっておくと、結構記事に動画を使ってくれますし、
二次的なメリットもありますよね。
動画作成というと難しそうに思えますが、
自作でもある程度のクオリティのものは作れますので、
気になった方は挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。