スマホユーザー5億人へ。Cocoa Chinaが語る中国のスマホアプリ市場規模。ネイティブアプリxグローバルセミナー

2013年05月31日 |
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5/27に東京(新橋)で開催された、D2CRとAppAnnieさん主催の「ネイティブアプリxグローバルセミナー」の参加レポートです。

ホットな中国のスマホ・アプリ市場について講演いただいた、Chukong(Cocoa China)の温さんのお話をまとめていきます。

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COCOA CHINAiosコミュニティについて

COCOA CHINAiosコミュニティ(http://www.cocoachina.com/)というのは、中国のiOS開発者向けのコミュニティ。会員数20万人。人材募集の案内などを流してマネタイズしている。

※「COCOA CHINA」を覗いてみると、開発者向けの有益な記事が多く掲載されていた。

中国のアプリストアについて

【中国のアプリストアのシェア】
・iOS:19%
・360:9%
・Wandoujia:3%
・91:3%
・UC:3%
・Baidu:2%
・Chinamobile:2%
・QQ:1%
・YouYoucun:1%
・Anzhi:1%
・d.cn:1%
・その他のandroidmarket: 55%

「iOS19%、Android80%」とAndroidが非常に強い(中国ではGooglePlayは使われていない)

300以上のローカルのAndroidストアがあり、100個くらいのAndroidマーケットで90%を占める。無数のローカルマーケットに分散していて、200以上のAndroidストアと付き合う開発者もいる。

※シェア1%以下のローカルAndroidストアが100も200もあるという状態という。中国はiOSよりも圧倒的にAndroid。

今後3年間のAndroidの市場予測

【中国アプリのカテゴリシェア】
カジュアルゲーム・ギャンブル:60%
MMORPG・大型HCオンラインゲーム:15%
カードゲーム・アクション・競技類:15%
(売上ベースでは、カードゲームが50%近くになるとのこと)

【中国のアプリのユーザー分布】
サードパーティーストア&プリインストール:40%
キャリアストア:30%
QQ/Wechat:30%

※ジャンルは、カードゲームが人気。Androidストアは現在の無数の乱立状態から、今後ある程度収束されていくイメージでしょうか。

中国の決済事情について

中国ではクレジットカードを持っていない人も多く、クレカ決済だと払えない人がでてしまう。また、ブラックカード(盗難カード)をつかわれたり、アプリ開発者にとって不良債権になりうるのが課題でもある。

中国では「銀行のATMカード」をもっている人もそこまで多くなく、手渡しで給料もらっている人も多い。決済の仕組みとしはて、携帯料金と一緒に請求する「キャリア課金」が有望な手段のひとつ。

中国のスマホ市場

スマホユーザー数は急成長中であり、2012年12月時点でスマホのネット利用時間が、PCのネット利用時間を超えている2013年の2月には中国がスマホ最大のマーケットに。

【中国スマホユーザー数】
2011年:5000万人
2012年:2億人
2013年:5億人
2014年:10億人
2015年:16億人

※別途、中国のスマホ普及率を調べてみたところ、2012年の普及率は25.8%とのこと。
参照:http://blog.livedoor.jp/kakyosha_nissy/archives/24107845.html

中国スマホゲームの市場規模

2012年には月間売上1.8億以上のアプリが10以上あり、2013年に入り月間売上5億のアプリが3つくらいでてきている。

【中国スマホゲームの市場規模】
2012年:530億円
2013年:1300億円
2015年:4000億円

※2015年規模=
1300億円(2013年)×200%ユーザー増加率×150%ゲーム利用時間増加率

※市場規模は、まさに倍々ゲーム。今後2年ほどでユーザーごとのゲーム利用時間も、1.5倍になると予測されている。

中国のアプリユーザーの特徴

中国はカジュアルゲームが大好き。1分間でライトに終わる、人とスコアを激しく競争できるようなゲームが好き。中国ではラインやカカオは普及していなく、QQwechatが強い。

まとめ

・中国は2013年スマホ最大のマーケットに。さらに加速中。
・中国のスマホアプリ市場は、かなり過熱している。
・アプリジャンルはゲーム(特にカードゲーム)
・中国ではAndroidアプリが主戦場。
・スマホユーザー数でいうと、日本の10倍以上になりつつある。

・その他、中国アプリ関連情報

・中国でアプリのプロモーションは、ソーシャルシェアするユーザーをターゲットとすると効果大。
・ソーシャルシェアするユーザーはしないユーザーよりも3.5倍スマホアプリを起動する
・ソーシャルシェアするユーザーはしないユーザーよりも3.8倍スマホアプリ利用時間が長い

参考:中国スマホで「シェア」するユーザーはアプリを4倍活用するアクティブユーザー

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
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