海外サイトkissmetricsにて公開されていたApp storeのASOに関しての記事が、
面白かったので紹介したいと思います。
記事の趣旨としては、
「App store上での検索対策はとても重要だ」
ということが書いてあります。
実際のデータ(調査会社Forrester発表)によると、
「アプリの63%はアプリストア内の自然検索で発見されている」という調査結果もあるそうです。
アプリ名にキーワードを入れているか
ASOの最重要項目として、
アプリ名にキーワードを入れるということが述べられています。
独自の調査結果も掲載されていて、
サンプルキーワードにおいてトップ25のアプリを調べてみたところ、
アプリタイトルにキーワードを入れているアプリは、
キーワードを入れていないアプリと比べて、
10.3%も検索ランキングが高いという結果になったそうです。
高評価アプリは検索ランキングでも上位傾向にある
アプリのレビュー評価の高さと検索ランキングの関係性をしらべるために、
以下の調査を行ったそうです。
まずキーワードの難易度を定義します。
App store上でキーワード検索をかけて、
検索結果に25個以下のアプリがでてくるキーワードを”レベル低”(Easy)キーワード。
検索結果に25〜100個のアプリがでてくるキーワードを”レベル中”(Medium)キーワード。
検索結果に100以上のアプリがでてくるキーワードを”レベル高”(competitive)キーワード。
そして難易度別キーワードごとに、
検索結果にでてくるアプリの、レビューの高さを調べてみると、
以下の結果になりました。
アプリのレビュー評価とランキングの高さに関連性があるという結果。
つまり、”レベル高”(competitive)のキーワードで上位に出てくるアプリは、
アプリのレビュー評価も高い傾向にあると。
もう少しわかりやすくいうと、
例えば、”レベル高”(competitive)のキーワードでいうと、
「カメラ」などが該当するでしょう。
そのような競合性の高いキーワードで検索した時には、
おそらくたくさんの人気カメラアプリが出てきますが、
その中では、
「レビュー評価が高くないと、検索上位には勝ちあがれない」
ということです。
逆に、レビュー評価の高いカメラアプリを作れれば、
「カメラ」のような需要の大きいキーワードでも、
検索上位を狙え、多くのDLが獲得できるであろうということです。
まあ、当たり前といえば当たり前なのですが、
グラフで数値化してみると面白いですね。
アプリのDL数の多いアプリは、検索ランキングでも上位傾向にある
同様に以下は、
キーワード難易度と、アプリのDL数の多さを、
グラフ化したものです。
競合性の高いキーワードの検索上位には、
DL数の多いアプリが上位に来ている傾向という結果です。
つまり、競合性の高いビッグキーワードで検索上位を狙うには、
DL数もレビュー評価も高くないとダメという話でした。
ASOでダウンロード数が2-10倍に
アプリマーケティングツールMobileDevHQのCEOイアン・サファーマンさんの、
ASOに関するコメントも載っていましたので簡単に紹介。
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ASOはすげー影響力あるよ。
うちのクライアントの多くのアプリでDL数が2〜10倍になったよ。
ASOは一夜漬けで結果がでるものでもないけど、
がんばってやり続けてると、まじで信じられない効果がでることもあるよ。
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(※意訳ですが、こんなことを言ってます)
終わりに
ということで本記事では、
海外サイトからASOの重要性を述べた記事を紹介しました。
ASOに関しては、日本ではそれほど話題にでてこない気がしますが、
アメリカでは、ASOに対する関心が高いようです。
WEBサイトのSEOに比べると、ASOはとてもシンプルです。
意味合いとしては、現状では需要のあるキーワードリサーチに近いのだと思います、
とりあえず、よく言われている通りですが、
最低限、アプリ名にキーワードを入れるというのは、
やっておいた方が良さそうです。
参考記事:
App Store Optimization – A Crucial Piece of the Mobile App Marketing Puzzle
http://blog.kissmetrics.com/app-store-optimization/