レビュー評価とランキングに相関関係あり?アプリのレビュー評価を引き上げる4つのポイント。

2013年09月10日 |
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アメリカのアプリのユーザーテストサービスappurifyが、
興味深いレポートを発表されていたのでご紹介。

要約としては、
・トップ1,000のアプリ(AppStore)を調べた結果、75%星4以上。
・リリースやアップデート前にバグやパフォーマンスチェックをすることは重要。
・アプリのレビュー評価とランキング順位には相関関係がある。
という内容です。

それを踏まえてこの記事の後半では、
アプリのレビュー促進や、評価向上のtipsを4つまとめました。

レビュー評価はランキングとも相関!appurifyのレポートより

高ランクのアプリは評価も高い

トップ1,000(※アメリカAppStoreの話)のアプリを調べた結果、
半分以上のアプリが評価平均4.5以上だった。
さらに75%以上のアプリは平均4以上。

星1レビューの原因は「バグ」や「落ちる」

星1レビューの半分以上は、
パフォーマンスの低さ、バグなどからくるもので、
事前にユーザーテストをすることで防ぐことが出来る。

applify_1star

レビュー評価とランキングに相関関係

アプリのレビュー評価とランキングには相関関係がある。
レビューが高くなることで、ランキングも優位になる。

同じDL促進キャンペーンをやったとしても、
評価平均3と4のアプリがあったら、
4のアプリのほうがランキングを大きく伸ばす可能性がある。

レビュー評価の高いアプリには、
レビューの高い評価がつきやすい、レビューをもらえる確率も上がる。

結論

レビュー評価はアプリのランキングにも貢献するし重要。
星1評価を受けて平均値を落とさないためにも、
まずは、リリース前にはユーザーテストサービスを使おう!

参考:An Appurify Study: Fix Bugs & Climb the Apple App Store Ranks

アプリのレビュー評価を活かす4つのポイント

細かく見ると、appurifyの調査結果は「?」なところもあったのですが、
レビュー関連で参考になるなというポイントをまとめたいと思います。

1、明らかなバグは直してからリリース

明らかなバグ、ユーザーに明らかにストレスを与える部分は、
きちんと解決してからリリースする。

特に予算をかけてプロモーションをしたり、
レビューサイトに申請を出す前にはチェックしておきたい。

2、アップデート・改善で見た目はよくなる。

AppStore上に表示されるのは、「現在のバージョン」のレビュー。
仮に低いレビューが集まってしまったらゲームオーバーではなくて、
アップデートして機能改善すれば、見た目の印象を改善することができる。

applify_review

3、プッシュでレビュー促進をする。

うっとうしくないタイミング・頻度で、
プッシュでレビュー評価をお願いすることも重要。

レビュー評価をしてもらうということは、
ユーザーの声を聞くということでもあるので、
アプリの改善にも役立てることが出来ます。

昨日ちょうどみつけた、
iPhoneのトリセツ」のジェネシックスさんの記事では、

催促アラートを表示させるタイミングと文言のチューニングも重要です。
いくつかのパターンを検証しましたが、
トリセツの世界観を反映したカジュアルな文言と、
新規ダウンロード後3日以降の3回目起動で表示させています。
ちなみにこのアラートが表示されて、
「はい!今書きます」を押してくれる人の割合は3〜4%でした。
push_torisetsu

引用:トリセツで実践した3つのテッパンiPhoneアプリマーケティングより

もうひとつD2CRさんのセミナーに登壇されていた、
エキサイト岡田さんのお話されていた事例、

エキサイトニュースはDAUが7万人くらいいるがあまりレビュー書いてもらえなく、
1年運営しても50件くらいしかレビューがなかった。
そこで、評価依頼をもとめるダイアログを導入し、
アプリの最新ver・最新機種を使っている人に対して20回に1回表示するようにした。
開始1ヶ月でレビュー数50から450になった。
毎日つかっているファン層に訴求出来ているので、星4か星5がほとんど。

頻度高くつかっているコアユーザーにレビューしてもらう仕組み。

引用:アプリ収益モデル&ユーザ拡大施策のリアル事例5コ

4、やっぱり人間だし、タイミングも重要。

人の機嫌が良いときを狙っておねだりすると、
機嫌悪い時と比べて、確実にリアクションが違いますよね?

ユーザー体験が最高の状態の時にレビュー書いてくれませんか?を出す。
というのはとても有効ではないかと思います。

・ゲームでハイスコアを出した時。
・ゲームをクリアした時。
・一日に何度も起動してくれている時。

などユーザー心理を考えたタイミングで、
レビューを書いてもらうのは有効だと思います。

amazonのレビュー回収の仕組みに学ぶ

レビューに関する付き合い方は、
amazonのWEBサイトも参考になるかもしれない。

膨大な商品を扱うamazonにとって、レビューを集める仕組みはとても重要で、
実際に、商品の購買率や検索エンジンランキングにさえも影響する。

恐らく、そこの仕組み構築には力を入れているはず。

例えば、
amazonのkindleで電子書籍を読むと、
本を読み終わったタイミングで「レビューしてくれませんか?」がでてくる。
この時にシェアとレコメンドも同時に出てきます。

kindle_review

本を読み終わった直後が、一番レビューを書きやすいでしょうし、
「この本良かった!」などとソーシャルでシェアしてくれやすいはず。

あとは、amazonで本を買うと、
(たしか)大体40日後くらいに「レビュー書いてくれませんか?」というメールが届きます。

40日くらいが本を読み終わっている頃で、
早く読んでしまう人も内容を忘れていない期間なのかもしれない。

小手先のテクニックだけに頼るのは良くない。

ひとつ覚えておきたいことは、
「レビュー評価が高くなる=ランキングが上がる!」
みたいに単純考えるのは危険というか浅い話で、

アプリのレビュー評価が上がるということは、
背景で動く数値として、レビュー数が増える、DL数が伸びる、アンインスト率が下がる、
などたくさんの要因があるはず。

良いレビューを書いてもらおうということに意識を向けすぎるよりは、
「良いアプリを提供する」ということに一番に力を注ぐべき。

テクニックにおぼれたSEOは淘汰されている。

参考までに、この話題はWEBサイトのランキング・SEOの話でも、
同じような議論がなされてきていて、

Googleの検索エンジンランキングでは、
「良いリンクがもらえるとランキングが上がる」
ということが割と定説です。

しかし、自然に良いリンクをもらうのは簡単ではなくて、
良いコンテンツを公開して認めてもらうことが不可欠だし、
アクセスを集めて多くの人に見てもらうことも必要。

じゃあ「良いリンク」を、
自作自演でつくりだしちゃえばランキングを操作できるよね?
という考え方の人々もいて(実はSEO会社のほとんどがこっちの考え方)

彼らはテクニックに頼ったリンク対策をしてきた結果、
当初は通用したものの、
現在は検索エンジン側(Google)のアルゴリズムの改善で、
高い精度で見破られてきている状況です。

実際に、業績好調だったSEO会社の知り合いに話を聞いても、
業績的にも、SEO効果的にも、かなり苦戦しているように聞きます。

地道な改善が一番堅実。

レビューの話に限らずですが、
本質を見失ったテクニックに走りすぎるのは危険。

悪質なスパム的なテクニックに関しても、今は問題なかったとしても、
ある日「ふりだしに戻る」の目がでる可能性がある、
ということは、頭に入れておく必要があります。

イチローが言っていた、
『ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道』
ではないですが、地道にやっていくのが王道ですね。

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