独学でVRアプリをつくった、元女子大生(春から社会人)にお話を聞いてみました。
※本記事は株式会社ベネッセコーポレーションより、依頼を受けて執筆したPR記事です。
※安井 梨沙子さん
安井さんがつくった「観光アプリ」と「VRアプリ」
安井さんが「大学生のときつくったアプリ」を教えていただけますか?
ひとつは、佐賀県の唐津市の「観光アプリ」をつくりました、これはみんなの「観光ルート」をシェアすることができるアプリです。
その日に、撮った写真をアップすると、地図に「観光ルート」が自動で記録されて、いろんな人の観光ルートを知ることができます。
これは、大学の授業でチームでつくったアプリ(開発期間は2週間)で、プログラミングはすべてわたしが担当しました。
※安井さんがつくった観光アプリ、市の人にプレゼンをするのがゴールだったそう。
おもしろいですね、ほかにもありますか?
もうひとつ、大学の卒業研究として、天体が学べる「VRアプリ」もつくりました。
このアプリは、VRで「太陽を見上げてみよう」からはじまり、最後は「宇宙の果て」で彗星や銀河を眺めて帰ってくる、というストーリーになっています。
途中で、VRの「天体クイズ」をやったり、パカっと開いた太陽の「核」を見てみる、といった体験もできるようにしました。
※卒業研究でつくった「VRアプリ」、宇宙に星を見にいくことができる。
すごいですね、どうしてこの「天体アプリ」をつくろうと考えたんですか。
まず、卒業研究で「教育アプリをつくりたい」と考えて、中学校にヒアリングに行きました。
そして、理科の先生に「授業で困っていることありますか?」と聞いてみたら、天体の授業でイメージを伝えるのが大変だ、と言っていたんです。
授業のときに、生徒にボールを持たせて「あなたが太陽です」とかやっても、スケール感もどう回っているのかもわからないんだ、って。
そういう悩みを聞いて「じゃあ、それをVRアプリでつくろう!」と決めました。
実際に、アプリを体験してくれた中学生も「わたし、ほんとに彗星みたもん!」みたいな反応をしてくれて、つくってよかったなと思いました。笑
2つのアプリをつくる上で「大変だったところ」はありますか。
そもそも、観光アプリのときは、iOSアプリをつくるのがはじめてだったので、「ナニをしたらいいのか」がわからなくて大変でした。
先に、アプリのアイディアから入ったので、技術として「どうつくるのか?」が宙ぶらりんだったんです。ほんとに、全然わからなかった。
技術書も読んでみたのですが、あまりうまくいかなくて。あと、ググったりもしましたけど、Swiftの古いバージョンの話ばかりでてきて…。
プログラミングの本というか、技術書は何がダメだったんですか?
技術書ってめんどくさいんですよ。なんか、分厚くてやる気になれないし、基本は文字で説明されているから、読むのにも時間がかかります。
そもそも、わたし紙の本をあまり読まなくて…読むとしてもスマホかkindleですね。紙の本って重くて、持ち運びにくいじゃないですか。
でも、技術書の場合って書き込みをしたり、ページを行ったり来たりするから、紙の本を買わないといけない…そういうのもイヤで。笑
分厚い技術書を肘で押さえながら、プログラミングするのとかって、なかなか不便じゃないですか?
※あくまで、個人の感想です。
そこからは、どうやってアプリを完成させたんですか?
最終的には「Udemy」という動画サイトで、アプリ開発の講座を受けたところ、バッチリつくりたいアプリをつくることができました。
検索して出てきた講座の中から、目次のところにアプリに実装したい機能の「地図と写真」の項目があって、レビュー評価が高いものを選んで受講したんですけど。
動画だと「ココを押せば良い」とわかるので、想像していたよりは簡単にできましたね。
※Udemyの「iOSアプリ開発」関連講座はこちら
なるほど。
VRアプリのほうも同じで、まずUdemyで「VRアプリ開発」の動画をみながら、Unityをつかった開発について勉強しました。
実は、これ英語の講座だったのですが、それなりに内容が理解できたんです。動画なら「このボタンを押したらこうなる」って大体わかるじゃないですか。
あと、アプリでつかう「3Dの太陽」とかは、Unityのアセットストアで「太陽系セット」をダウンロードして、開発時間を短縮しました。
※Udemyで安井さんが受講した「VRアプリ講座」はこちら
動画での学習だったから、アプリがつくれたんですね。
はい、わたしは動画のほうが、ずっと学びやすかったです。実際の画面をみながらつくれるし、動画と同じことをすればいいので。
個人的には、まず基礎を動画で学習してしまって、足りない知識が出てきたときは、グーグルで検索して埋めていくような方法が、一番うまくいきましたね。
就活で「アプリ開発」の経験は役にたつ?
4月からは就職されているとのことですが、「大学でつくったアプリ」は就活で役に立ちましたか?
あ、すごく「面接ウケ」はよかったですね。面接でアプリを見せたりすると「これ、君がつくったの!?」と驚かれることが多かったです。
ひとつでも「アプリをつくった経験」のある学生って多くなかったみたいで。言葉で「プログラミングやったことあります」というのは簡単ですけど。笑
だから、これから就活する上で、「自分に強みや自信がない」という人は、ぜひプログラミングをはじめてみてほしいです。
実際にモノをつくりあげると、自然に堂々と「わたし、これつくったんです!」と言えるとも思うので。
就活のときはどういった会社を受けていたんですか?
新卒で「アプリ開発ができる会社」を探していました。
スマホゲームの会社さんも受けてはいたのですが、最終的には教育系の会社に行くことにしました。自分は教育関連のアプリをつくりたいと思ったので。
※安井さんは4月からベネッセに入社して働いている。
そもそも、どうして「プログラミングをやろう」と思ったんですか。
もともと、わたし大学2年まではイラストや動画が好きで、主にポスターなどをつくっていたのですが「これってアイデンティティーあるのかな…」って悩んでいたんです。
だって、芸術家として生きていくわけじゃないし、就活するときに「ポスター描けます!」とか言っても、絶対に響かないんだろうなあと。
それで「就活での強み」をつくりたくて、プログラミングをはじめたようなところがあって。
わたしの周りには「プログラミング女子」ってすごく少なかったんですよ。だから、それだけで目立てるんじゃないかと考えました。
もちろん、自分の力で「モノをつくってみたかった」というのもありますよ。
モノづくり系の学部でも「プログラミングやってる女の子」は少ないんですね。
あの、女の子ってプログラミングきらいなんですよ。よくわからない文字が、ザーッて並んでいるのを見ると…気持ち悪いじゃないですか。
わたしは、大学で芸術工学部だったのですけど、もう周りに「プログラミング=いやなもの」みたいなイメージが出来ているんですよね。
実際、わたしがアプリをつくったときも、友達に「どうやってつくったの?」と聞かれて、コードを見せたら「うわぁ…(無理)」ってなってました。笑
そうなんですか。
でも、それって違うんです。ただのイメージなんです。実はそこからその子は、何千行もコードを書いて、一人でアプリをつくってしまった。
なんでそうなったかというと、自分の書いたコードが「目に見えるアプリ」になっていく過程が、たのしかったんだと思います。
わたしもそうですけど、たぶん女の子って技術とかよりも、実際に「目に見えるモノ」になったときに、うれしさを感じると思うんですね。
なるほど。
たとえば、WEBデザイナーになりたい女子って多いですけど、サーバー系のプログラマーになりたい女子って少ないじゃないですか。
そういう、サーバーとかデータ管理とか、プログラミングの「目に見えにくいところ」が、ちょっと女子にウケにくいというか…。
だから、もっと「目に見える何か」から入れるようになると、きっと「プログラミングたのしい!」ってなる子も、増えるんじゃないかなと感じます。
Udemyについて
最後にUdemy(ベネッセは日本における事業パートナー)について簡単に紹介。アプリデベロッパー向けでいうと、以下のような講座があります。
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取材協力:株式会社ベネッセコーポレーション
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