シリーズアプリでDAU100万を超える日も。300万ダウンロード突破の「モンスト攻略・掲示板アプリ」が語る、アプリ運営の裏側と「Geniee SSP」活用例

2016年05月09日 |
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「攻略・掲示板アプリ」が好調なSVCさんと、その広告マネタイズを支えるジーニーさんに、アプリの運営や収益化のお話を伺いました。

※本記事は株式会社ジーニーより、依頼をうけて執筆したPR記事です。

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株式会社SVC メディア部 取締役 込田 琢司さん(中央)、マネージャー 田邉 貴典さん(左)、渡邊 知美さん(右)

攻略アプリについて

「SVC」さんについて、おしえて下さい。

込田:
WEB制作や広告の事業をやっている会社(社員20名ほど)です。4年前くらいからアプリ事業もはじめて、いま一番好調なのが、自社アプリの運営ですね。

「メインのアプリ」はどのくらいの規模になっていますか?

込田:
「モンスト」の攻略/掲示板アプリですね。中でもメインの「全国マルチ掲示板」は、300万ダウンロードを超えています。シリーズ累計では約500万ダウンロードという状況です。

シリーズアプリのDAU(デイリーのアクティブユーザー)でいうと、平常時でDAU50万くらい、お正月などのピーク時には、DAU100万に到達することもありますね。

とにかく「参入タイミング」が良かったです、早くにアプリを公開したことでユーザーが集まり、投稿コンテンツの充実や、コミュニティの活性化につながりました。

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そんなにユーザーがいるんですね、どこから増えているのでしょう。

込田:
一番多いのは「AppStoreの検索」からですね。たとえば、「モンスト 攻略」「モンスト マルチ」というキーワードで、アプリを探す人はすごく多いんですね。

おそらく、WEBの「攻略サイト」をつかっているユーザーが、「どうせ毎日みるなら、アプリのほうが良いな」と、アプリを探しに来るケースが、増えているのだと思います。

まだまだ「モンスト」の勢いも続いていると感じますね。いまだに「攻略/掲示板アプリ」のDAUは伸びていますし、社内にも「モンスト」にハマっているスタッフは多いです。

「モンスト全国マルチ掲示板」のアプリには、どんなコンテンツがありますか?

込田:
メインコンテンツとしては、全国のユーザーにマルチプレイの募集ができる「マルチ掲示板」です。他には「最新ニュース」「雑談スレ」「クエスト攻略」などもありますね。

イメージとしては「いつでもゲーム好きが集まってしゃべれる」という、コミュニケーションツールです。「Q&A」や「攻略情報」が投稿できたりですね。

「ユーザーデータ」についてはどんな特徴がありますか?

田邉:
まず「ユーザーの年齢層」でいうと、10〜30代がほとんどを占めていて。割合としては、10代・20代・30代で、それぞれ均等くらいのバランスです。

もっと「10代にユーザーが寄るかな」と思っていたので、そこはすこし意外でしたね。

なるほど。

込田:
ほかには「継続率が高い」のも特徴だと思います。Appleのアナリティクスで見ると、ダウンロードから1ヶ月後の時点で、30%以上(最近だと50%)のユーザーが残っています

あとは「アプリの起動回数」がものすごく多いです。1ユーザーあたりの平均で、1日に50〜100回くらい起動されていて。

ただこれは、もはや「アプリの住民」のような感じのヘビーユーザーに、大きくひっぱられている数値だとは思います。

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「継続率が高くでている」というのはどうしてだと感じますか?

込田:
やっぱり「ソシャゲと攻略アプリ」って、すごく相性が良いんですよ。なぜなら、スマホのホーム画面から、すぐに起動できるからです。だからこそ、存在価値があるというか。

「プレステ4」や「3DS」だと、コントローラーを置いてから、スマホを見ないといけなくて、スムーズでない。そこは些細なようで、大きな違いだと思います。

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アプリの運営で「苦労していること」はありますか?

込田:
とにかく「サーバー運用」が大変です。というのも、ゲーム内で「公式イベント」が開催されると、爆発的にアクセスが増えるからです。

そういうピークタイムでも、アプリが安定していなくてはならない。なので、アクセスが増えるGWや夏休みも、サーバーのことを考えると安心できないですね。笑

広告マネタイズについて

アプリの「マネタイズ(収益化)」についてはどうでしょう。

田邉:
マネタイズは完全に「広告(レクタングル、ネイティブ、バナーなど)」です。配置については、いろいろと試した結果、いまの形に落ち着いています。

一番売上があるのは、詳細ページの「レクタングル広告」です。レクタングルは、広告の在庫も豊富で、すごく収益性が高いですね。

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広告についてはどのように運用していますか?

田邉:
ジーニーさん提供の「Geniee SSP」をつかって運用しています。これをつかうと、かなり短いスパンで、複数のアドネットワークから、常に「一番、収益性の高い広告」を出してくれるんですね。

あと、うちは「SSPだけつかっている」というよりは、「広告運用そのもの」をジーニーさんに、すべて委託※しています。(※「Publisher Trading Desk」という取り組み)

これは、ジーニーさんの営業リソースをつかって、ゲーム会社さんや代理店さんに直接、広告商品を提案してきてもらったり、「広告収益の最大化」に向けて、運用してもらう取り組みです。

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※アドネットワーク最適化、広告メニューの開発、営業リソースをつかって予算をとってきてくれるなど、ジーニーに「運用チーム」をまるごと委託するイメージ。

SSPの利用にも「メリットとデメリット」があるじゃないですか。SSPを入れるにあたって「不安だったこと」はありましたか。

田邉:
そうですね。そもそも「SSPを入れること」が初めてだったので。正直「自分たちでやったほうが、収益も良いんじゃないか?」というのは悩みましたし、不安もありましたね。

実際に、半年くらい試してみた結果でいうと、うちは「ジーニーに任せたほうが良い」と判断しました。手数料のことを考えても、「収益の取りこぼし」をなくすほうがメリットだなと。

コミュニティについて

それにしても、アプリを見るとすごい数のコメントがついていますね。

込田:
「モンスト好き」が集まっていることで、アプリ内に「濃いコミュニティ」ができているからだと感じます。投稿するとなにかしら「リアクション」はありますね。

ユーザーからの投稿/コメント数は、月1億を超えています。ひとつのニュースに対しても、通常200〜300くらい(多いと2,000以上)、コメントがつくこともあります。

ユーザーが積極的に「レアキャラ」や「攻略情報」を投稿するのは、どうしてなんでしょう?

込田:
ユーザーの投稿モチベーションは「褒められたい」です。みんなから「すごい!」と言われたくて、ガチャで「レアキャラ」がでたときに投稿するわけですね。

そうなってくると「リアクションが多い場所」に投稿したいじゃないですか。だからこそ、こういう特化したアプリにも、わざわざ投稿するのでしょうね。

なるほど。

田邉:
スクショで「キャラを自慢したい」という文化は、むかし流行った「ビックリマン」や「カードダス」と本質的には同じですよね。

日本人の「コレクション好き」というのは、ずっと変わっていないのだと思います。

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「コミュニティを活性化する」という意味でうまくいったことはありますか?

込田:
コメントに「ナイス」「バッド」をつけられるようにしたら、コメント参加率がすごく上がりました。「人からのフィードバック」があると、やはりモチベーションになるのだと思います。

あと、勝手に「アンケート」がはじまるのもおもしろいですね。たとえば「キャラAとBどっちが好き? 」みたいに投稿されていたり。

ほかには「ユーザーを守る」という意味では「通報機能」も入れています。マルチで「キャラパク※」しているユーザーを、アプリ上で通報できるようにしたりです。

※モンストで「マルチ」開始してから、わざと途中で通信を切断し、人のキャラクターを盗むこと。

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「ユーザーをアクティブにする施策」はやっていますか?

込田:
「プッシュ通知」については、積極的につかうようにしています。基本は「イベントのお知らせ」を中心に配信していますが、すごく効果もでていると感じます。

もちろん、リアルタイムでアクセスも上がりますが、アイコンにバッジが残るので、そのとき忙しくて開けない人も、後でアプリを開いてくれる効果もあります。

「プッシュ通知」については、ジーニーさんが提供している「Fello」という配信ツールを活用しています。(※一部、無料でつかうことができる)

最後にメッセージなどあればお願いします。

田邉:
もし弊社「攻略/掲示板アプリ」と、うまくコンテンツ提携だったり、お互いメリットのある取り組みができそうであれば、ぜひお問い合わせいただけるとありがたいです。

現在「アプリ企画/運用」の、中途採用なども募集しています、こちらもご興味あればご覧ください。(株式会社SVC

株式会社ジーニーからのお知らせ。

「Geniee SSP」に興味が湧いた方、また「Publisher Trading Desk」の取り組みを、ご検討いただける会社さんは、株式会社ジーニーまでご連絡ください。

現在、アプリの収益化に役立つ「SSP活用法」などをまとめた、資料もお配りしています。「もうすこし知りたい」という方でも、ぜひ一度お問い合わせください。

アプリ広告の収益最大化ツール「Geniee SSP」
http://geniee.co.jp/app/

取材協力:株式会社ジーニー、株式会社SVC
広告企画:アプリマーケティング研究所

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。アプリの売上を伸ばす施策やデータが学べるマガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。最近の記事は新サイトにて更新しています。取材申請はコチラのページから。
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