台湾が親日は本当だった!ついにGooglePlay市場トップ5入りした台湾の実態は驚きの連続だった。

2013年11月05日 |
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つい先日発表されたAppAnnieさんのマーケットデータで、
2013年第三クオーターのGooglePlayの売上ランキングで、台湾が5位まで浮上してきていました。

2012年にはトップ10にも入っていなかったのに、
2013年に入って急上昇している国です。

これで、現在のGooglePlayの国別市場規模は、
1位:日本、2位韓国、3位アメリカ、4位ドイツ、5位台湾
とアジアが3つも入っている状況になったわけです。

appannie_taiwan
(参照:AppAnnieindex)

台湾のアプリ市場が伸びていると聞いて、
「台湾は親日だしチャンスあるんじゃないの!」と考えている人も多いと思います。
でも台湾って実態としてはどのような感じなのか?というのがわからないですよね。

そこで、今回は台湾がとても大好きなある日本人の方に、
台湾についていろいろと質問してみました。

直接アプリに関係のない話も多いですが、
「へえー」と思う話もありました。

台湾だけではなくアジアの国々は今後ホットになってくると思うので、
皆さんがアプリのローカライズやマーケティングに際して、

現地の生活環境や実態がイメージしやすくなるような情報を、
当サイトでもキャッチして発信していけると良いかなと感じました。

以下よりQ&Aです。

日本文化は台湾に浸透している

台湾で人気の日本のキャラクターはどのようなものがある?

日本のものはすぐに台湾に入ってくるので、何でも人気がありますよ。
キャラクター系、アニメ系など日本で人気のものは台湾でも人気があると思って大丈夫です。

ハローキティ、リラックマ、ワンピース、ドラえもん、トトロ、まる子、
最近のものから昔ながらのものまで幅広いです。

最近ではアプリの「なめこ」のキャラクターも台湾で人気のようです。
あとLINEは台湾の人は大好きで、LINEのキャラクターもとても人気です。
なめことLINEキャラのぬいぐるみがとても売れていたとか。

ちなみに日本のキャラクターではありませんが、
私が台湾にいたときは「スポンジボブ」がとても人気でした。

ちょっと下品なアニメなので日本ではあまり人気がないですが、
台湾ではこういう下品系も受け入れられています。

また、台湾7-11(セブンイレブン)のキャラクター「OPENちゃん」はとても人気があります。
グッズの数がすごいです。ハロウィン特別企画でなめことコラボしていました。

OPENちゃん
openchan
(出展:Facebookページより)

そして、今台湾で一番注目されているキャラクターといえば「黄色いあひる」です。
香港から始まったでっかい黄色のあひる、なにがおもしろいのかわかりませんが、
最近台湾にやってきて台湾中が大フィーバーです。

黄色いあひる(taoyuan)
taoyuan
(出展:yahooのtaoyuanページより)

感想:

openちゃんもあひるも日本のキャラクターみたいだ。キャラクターに対する感覚は欧米とは違って日本にかなり近そうだ。なぜこの黄色いあひるが人気なのか謎だけど、まあ「リラックマ」とか「チキンラーメンのひよこちゃん」みたいなものでしょ。LINEが普及してるってことはスタンプ系アプリは台湾良さそう。


台湾の人の日本人に対する印象は?

台湾は親日で有名ですね。
台湾の80%くらいの人は日本人に対して良い印象を持っています。

「日本人は信頼できる、誠実、礼儀正しい、
でも本音と建前があって何を考えているかわからないし冷たい」

が一般的な台湾人の日本人に対する印象です。

台湾は昔、日本の植民地で、そのころ日本がインフラの整備をして台湾のインフラが完成しました。
現在ある台湾の新幹線も、日本の技術を使用しています。

そういった技術を台湾に伝えてくれたから日本に感謝している、という気持ちがあるようです。

そして台湾はケーブルテレビに加入することが一般的で、日本のTVがすぐに見られるため、
日本の流行が好き、日本の芸能人が好きという人が多いです。

しかし、やはり日本を嫌いな人もいます。
植民地にされてたから嫌い、日本人は後から文句を言うから嫌い、
親が中国大陸出身で日本が嫌いだからその影響で嫌い、など理由はさまざまです。

以上のことが事実ですが、
また違ったおもしろい事実もあります。

台湾男子の日本女子に対する印象→
かわいいし、おとなしくて何でも言う事聞いてくれてAVみたいなことしてくれるんでしょ?

台湾女子の日本男子に対する印象→
イケメンが多いけどあんなAV見てるなんて変態!でも結婚して日本に住んで洋服いっぱい買ってたくさん遊びに行きたい!(つまりお金と遊び目当て)

日本のAV女優は台湾ではアイドル扱いなので、
AV女優が台湾に行くと、普通にヤフーニュースのトップニュースになっています。

また、TVのニュース番組でも報道されています。
その影響で、口には出さないけれど日本人は変態だと思っている台湾人が多いのも事実です。

感想:

えええええええ!!!!!クールジャパンどこ!?

台湾のアプリストアランキングにまつわる謎

英語のアプリがランキング上位に入っているのですが、台湾では英語しゃべれる人が多い?

若者はだいたい英語しゃべれますね。
日本人がしゃべれなさすぎというのもありますが・・・

普通ランク以上の大学の大学生は英語できますよ。
台湾では教育熱がとても高く、幼稚園から英語塾に通わせている親が多いです。

台湾は国内市場がせまいため外国を相手にしないといけないので、英語が必須ですし、
アメリカやカナダの大学に留学させたい親が多いので英語を勉強させたいようです。
そして「日本人は英語できないよね〜」とバカにするのも好きですね・・・。

台湾では日本語を話せる人は多いのでしょうか?

結構多いです。若者の場合、日本の漫画や洋服や芸能人が好きで勉強を始めた人が多いです。
台湾では高校から第二外国語があるそうで、第二外国語で日本語をとる人が多いそうです。

学校で勉強したけど簡単な単語しかわからないという人から、
本当にネイティブの日本人と間違えるほどペラペラな人まで、幅広くいます。

80代以上くらいの人だと、日本の植民地時代の人なので、日本語ペラペラです。
そしてその人たちの子供(60歳くらいの人)はそこそこ日本語ができる人が多いです。
よって、台湾ではそこらじゅうに日本語を理解する人がいるので、むやみに台湾の悪口は言えません。

台湾で日本のアプリがなぜかDLされることが多い。どうやって見つけているのだろう?

日本語のできる人が、自分のブログやアプリ紹介サイトなどで中国語訳つきで紹介しています。英語版のアプリもそうです。
そして口コミなどで広まっていきます。私も中国語版しかないアプリを使ってますよ。

補足:
「アルパカにいさん」で検索ヒットしたサイト。こんなのがたくさんある。
alpaka_taiwan
(参照:アルパカにいさん(草尼馬兄貴) 完全變態圖鑑攻略

感想:

なるほど。英語や日本語のままのローカライズされていないアプリが、平気で台湾AppStoreやGooglePlayのランキング上位にいるのはそのためだったのか。この話を聞いてしっくりきた。

台湾のスマホ事情

台湾人は街中ではスマホをみんないじっている?

みんないじっています。
最近では中学生もスマホを持ち始めて、事件に巻き込まれて社会問題になっています。

そして「ながらスマホ」も問題になっていて、
ながらスマホやそれをしている人のことを台湾では「低頭族(スマホを見ているときに頭が下がっている様子から)」と言います。

今までの携帯市場は日本が特殊で、
台湾など外国では、小型で通話とSMSしかできないものしかなかったんですね。
もちろんネットもできないしデコメなんてできない。

それがスマホの登場でいろいろな事ができるようになった。
台湾ではFacebookがとても流行っていて、ことあるごとに写真をアップしている人もいます。

補足:台湾のFacebookの普及率は半端じゃない。
sns_taiwan
出展:Our Mobile Planet2013


その他、スマホやアプリについて感じるところがあれば教えてください。

私が留学していたころは、台湾ではまだスマホがあったかなかったかわかりませんが、まだ全く普及していませんでした。
それがこの3年くらいで爆発的に普及しています。

台湾人は自分大好きが多く、写真も自分撮りして、
自分の携帯には自分の写真がいっぱい・・・という人も少なくありません。

壁紙も自分の写真という人、結構います。
よって写真加工アプリは台湾でとても人気ですね。
スマホ登場前の台湾の携帯はカメラすらついてないものも多かったので。

台湾は外食文化なので、現在地からおいしいお店を探せるアプリはとても便利です。

台湾のバスは時刻表がなく(バスの交通網が発達しているので路線と便が多すぎる)、
「○○行きのバスは10分おきに来ます。」という表示しかありませんでした。

それがスマホの登場で、バス1台1台にGPSをつけ、バスの位置を検索して、
「あと○分くらいで来る」ということがわかるようになりました。

10代のスマホ使用はいろいろと問題がありますが、
生活がより便利になることがスマホの価値だと思います。

感想:

日本の写真系・デコ系アプリはクオリティも高いし受け入れられてそうだなあ。感覚も近そうだから素材とかも日本と同じものが使えると思うし。当てはまるジャンルのアプリ運営者はアジア圏にも展開するっていう視野を持たないともったいないかも。

その他、台湾いろいろ

台湾は日本と比べて物価はどのくらい違う?

だいたい日本の約3分の1程度と言われています。
しかし、給与水準が約3分の1で、一部の食料品日用品が約3分の1というだけで、
実際に生活してみると、必要な費用は日本とほぼ変わらないですね。

(以下全て1元=3.3円で計算してください)

台北市内の一人暮らし用の部屋の家賃は5,000元〜20,000元(約16,500円〜66,000円)くらい。
もちろん上限は果てしなくありますが。

私は9,000元の部屋に住んでいました。それでも安い方です。
他の日本人の人は15,000元くらいの部屋に住んでいる人が多かったですね。
一般の台湾人の人は7,000元くらいの部屋に住む場合が多いようです。

食事も、朝ご飯(台湾では朝ご飯も買って食べる文化)に50元、
昼ご飯はお弁当屋さんのお弁当で50元、夜ご飯は屋台のB級グルメで100元、1日200元は最低かかりますね。

いつもこういう食事で済まそうと思えば済ませられますが、
栄養が偏るから違うものも食べないといけないし、
友達付き合いで良いお店に行ったりすると1食200元以上(650円くらい)します。

日用品も、洗濯用洗剤のアタックが1.9kgで85元(250円くらい)、ビオレのボディソープ1000mlで140元(450円くらい)、
日本よりも量が多いので割安感がありますが、決して安いという訳ではありません。

日本の化粧品や洋服、日本製のティッシュなんかも日本と同じくらいの値段かそれ以上します。

台湾人はどうやって生活しているかというと、
家賃の安いボロボロの家に住む、友達や恋人とルームシェアして家賃を安く済ます、安い食事と日用品で済ます。

私は日本人ですから、心の奥底で日本と同じものがほしい、
日本と同じレベルで生活したいと思っているところがあったので、
日本のものを買い、「生活費は日本と同じくらいかかる」と思ってしまいますが、
台湾で生まれ育った人はいくらでも安く生活できるのでしょう。

私が台湾で安いと思ったのは交通費だけですね。
地下鉄1区間20元、バス15元ですからね。

ちなみに台湾(台北)では、
不動産価格は東京より高いようです。

49坪で1,500万元、68坪で5,000万元など。台湾の給与水準を考えると、いったい誰が買ってるんでしょうか。
一部のお金持ちが投資としていっぱい買ってるらしいです。

そして台北ではいま「東京に家を買って大家さんになろう」という不動産広告が溢れています。
東京五輪後の選手村を買う計画をしている人がもういるとか・・・。

台湾では1泊どのくらいの値段でとまれるの?

ずばりピンキリです。

日本人が納得できる安ホテルに泊まろうと思えば、
1泊9,000円くらいの予算があれば大丈夫でしょう。

某日系ビジネスホテルチェーンは1泊10,000円ちょっと、
台北で一番高級ホテルとされているリージェントホテルは、1泊4万円以上はするでしょう。

まぁ台湾で高級ホテルにお金使うくらいなら、他のことにお金使った方がいいですよ。
台北はリゾート地でもないし、市内は狭いので立地条件の良いホテルはいっぱいあります。

1泊台湾元で500元というホテルもありますが、
そういうホテルは地元の人向けなので日本人にはお勧めしません。

あまり安いと室内やシャワールームが汚い、
衛生面に不安が残る場合が多いと思います。

設備に絶対のこだわりがある!という方以外は、
そこそこのホテルで十分だと思います。

台湾では人件費が安いと思うが、給料はどのくらいもらえる?

学生アルバイトの時給が110元(約363円)、大卒新卒の平均月収が26,255元(約86,641円)くらい。
台湾の労働者の平均月収は37,346元(約123,141円)くらいで、
ボーナスや残業代を含めると月換算で45,888元(約151,430円)です。

だいたい日本の3分の1くらいですね。台湾は大学進学率が90%近いそうで、
現在は大卒と高卒との初任給の差は数百円しかないそうです。

参照:
大卒新卒平均初任給:http://www.npf.org.tw/post/1/12037
平均月収:http://www.stat.gov.tw/ct.asp?xItem=33478&ctNode=527&mp=4

しかし台湾は貧富の差が激しい国です。
日本のようにみんなが平均的という国は珍しいのでしょう。

台湾のお金持ちは日本よりお金持ちで、貧乏は想像を絶するほど貧乏です。

「億万長者国別ランキング」で「人数」を見ると日本のほうが多いですが、
「人口比率」は日本より台湾が上です。台湾の人口は2300万人ほどですから、
人数でいうと日本の方が多いのは当然ですよね。

参考:「億万長者の人口密度」国別ランキング-huffingtonpost

台湾のお金持ちは、会社経営者でマンション何個も持ってて外車乗ってます、みたいな人が多いですね。
台湾では起業する人が多いのも、お金持ちが多い原因だと思います。

私は台湾のものすごい貧乏の人とは関わったことがないのですが、
知り合った友人のなかには、高校を卒業して2年間働いてから大学に行った、
でも今は手取り月収20,000元くらい、という苦労人もいました。

感想:

収入が1/3くらいってことは100円の課金が300円くらいの感覚だってことだよなあ。海外にアプリをローカライズする時は、アプリの課金モデル・料金設定なんかも国に合わせて考えないといけないのかもしれません。

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アプリマーケティング研究所編集部 アプリのマーケティングメディアです。有料マガジン「月刊アプリマーケティング」もスタートしました。【配信提携】LINEニュース【過去連載】週アスPLUS、マックピープル。アプリの取材申請はコチラのページから。
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